【写真】淡いブルーのノースリーブドレスで登場した有村架純
有村架純が3月31日、都内で開催された映画「花まんま」完成報告会見イベントに、鈴木亮平、前田哲監督と共に登壇した。
■不思議な記憶を巡る兄と妹の感動物語
朱川湊人の「第133回直木賞」受賞作を映画化した本作は、不思議な記憶を巡る兄と妹の感動物語。大阪の下町で、早くに両親を亡くした兄・俊樹(鈴木)と妹・フミ子(有村)は、2人きりのきょうだいとして生きてきた。俊樹が高校中退して男手一つで大切に育てたフミ子の結婚が間近に迫り、親代わりとしての役目を終えようする中、敏樹にはふと不安になることがあった。それは、フミ子にある秘密があったからだった。
■有村架純が別の女性の記憶がある難役を熱演
登壇した有村は「初めて脚本を読んだ時にとっても懐かしい気持ちになって、でもどこかクスっと笑える、(エンターテインメントとして)また新しい作品ができるんじゃないかなと思って参加させていただきました」と述懐。
また、出来上がった作品について「脚本を読んだ時に感じた軽快な空気感がしっかり反映されていて、とっても見やすい中にも、それぞれのキャラクターの群像劇みたいにまとまっていて、それが違和感を感じることなく物語の世界に入ることができて、『花まんま』という世界が出来上がっているなと感じました」と明かした。
ほか、演じる上で意識したことについて「人との距離感の『どこまで近づくか、近づかないか』というところは、結構どの作品においても(撮影に)入る前に考えるのですが、そういった距離感を整理しながら、“フミ子には別の女性の記憶がある”というというところで考えるところが一つあったんですけど、(別の女性の記憶は)フミ子にとって共存して生きているという感覚なので、『あくまでフミ子の人生なんだけど、心に他人がいるみたいな感覚』を意識しながら演じていました」と告白した。
■鈴木亮平の打ち明け話に有村架純も仰天
そんな中、初共演となる鈴木の印象について「『久しぶり』って言いたくなる、『ただいま』って言いたくなる、そういった空気感を作ってくださっていて、本当に初日から壁を一切感じることなく“兄やん”としてたたずんでくださっていたので、こちらもリラックスできていろんな感情を引き出していただいたなと思っています」と回顧。
「元々、とても実直で、ストイックで、職人気質という印象があったのですが、現場で会ったらそういった印象をひっくり返してくれるような方でした。おちゃめな一面もあるし」と笑顔を見せる。
司会者から鈴木のおちゃめな瞬間について聞かれると、「お箸を落としたりとか、コップに入っている飲み物をこぼしたりとか(笑)」と暴露。しかし、鈴木は「僕の中では毎日のことなので、言われても何も恥ずかしくないですね」とどこ吹く風だった。
さらに、鈴木が「なんかよく落とすんだよね。手の力が強過ぎるんだと思う。お弁当に入っている割り箸を結構折っちゃうから」と明かすと、有村は「ええぇ!?」と仰天し、「力が入り過ぎちゃってるのか。ちょっと鍛え過ぎなんじゃないですか(笑)」とツッコミを入れて爆笑をさらった。
◆取材・文=原田健
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