『第18回TOHOシネマズ学生映画祭』レポート 『ベイビーわるきゅーれ』シリーズの阪元裕吾監督らが審査員を務める

『第18回TOHOシネマズ学生映画祭』より

『第18回TOHOシネマズ学生映画祭』レポート 『ベイビーわるきゅーれ』シリーズの阪元裕吾監督らが審査員を務める

3月31日(月) 2:40

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全国の学生から熱意あふれる映像作品が集まり、未来の映画監督・映像作家を目指して凌ぎを削る『第18回TOHOシネマズ学生映画祭』が、3月27日、東京・TOHOシネマズ日比谷にて開催された。

14時、満席近い賑わいの会場にて映画祭は開始され、プロモーション部門6作品・ショートアニメーション部門6作品・ショートフィルム部門6作品をそれぞれ上映。この中から各部門のグランプリ・準グランプリ・各特別賞を選出する審査が行われ、審査時間中の会場ではトークショーが実施された。また各部門の6作品とは別に「U-18期待枠」として高校生以下の制作者による作品が1本上映された。

トークショーでは映画監督のナカモトユウをゲストに迎え、「映画祭から歩んだ道」というテーマで、第12回TOHOシネマズ学生映画祭(2018年)に応募をした当時の心境や、受賞後にどのようにして現在に至るのかについて語ってもらった。

その後、各部門のグランプリ・準グランプリ、ROBOT賞・TOHO Animation賞・GEMSTONE賞の各特別賞の発表と表彰が行われ、各受賞者からは「賞をいただけるとは思っていなかった」「いろいろな人に観てもらい、評価していただき、うれしく思います」「たくさんの方に協力していただいた。ひとりひとりにお礼を言いに行きたい」など、受賞の喜びのコメントも飛び出した。

結果発表後は、審査員ひとりひとりから作品に対する講評も。「すばらしい作品をたくさん観せていただき、すごく刺激を受けた」(村上公一)、「いろいろなものを観て、いろいろな表現があるんだと吸収してもらえるともっといいものになる」(柳澤俊介)、「学生の時が一番、表現を尖らせることも、濃くすることもできる。それはその時にしかない時間」(久野遥子)、「観客を喜ばせるためには、“ワンダーとシンパシー”。驚愕させるか、共感させるか、が大事」(阪元裕吾)といったプロからのアドバイスが届けられた。

その後、映画祭の学生スタッフを代表して、実行委員長からの閉会の挨拶をもって映画祭は終了。作品を制作した学生制作者はじめ来場者からは「このような大きなスクリーンで作品を上映する機会をもらえて感謝します」「プロの方々から直接、作品に対するコメントをいただけて大変刺激になった」など、感謝の言葉も。TOHOシネマズ学生映画祭は、今後も「プロになるための登竜門」となるような、学生制作者だけでなく映画祭に携わる学生スタッフにとっても将来につながるような映画祭を目指していく。

<各部門受賞作品>※作品名と制作者所属の学校名
【ショートフィルム部門】
グランプリ:『RESTART 御社を攻略せよ』(日本工学院専門学校)
準グランプリ:『死んだ、ろか。』(日本大学芸術学部)

【ショートアニメーション部門】
グランプリ:『マミ子のウン子』(多摩美術大学)
準グランプリ:『腹鳴恐怖症』(名古屋学芸大学大学院)

【プロモーション部門】
グランプリ:『ここじゃない』(大正大学)
準グランプリ:『映画という名の戦場 ーあるいはそれに赴く戦士ー』(日本工学院八王子専門学校)

【ROBOT賞】※全部門の中から1作品を選出
『超覚人〜LEGACY RIFT〜』(東京工芸大学)

【GEMSTONE賞】※全部門の中から1作品を選出
『ジョセリン・ラン・デブ』(京都精華大学)

【TOHO animation賞】ショートアニメーション作品の中から1作品を選出
『MABU』(聖徳学園高等学校)

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