成長したアプローチで耐え今季初イーグル馬場咲希が3日連続60台で上位争いへ「ちょっとドキドキ」

今の馬場咲希を支えるのはアプローチ技術の向上だ(写真は去年のもの)(撮影:GettyImages)

成長したアプローチで耐え今季初イーグル馬場咲希が3日連続60台で上位争いへ「ちょっとドキドキ」

3月30日(日) 3:00

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<フォード選手権3日目◇29日◇ワールウインドGC(アリゾナ州)◇6661ヤード・パー72>

3週前に中国で開催された「ブルーベイLPGA」に続く今季2試合目を戦う馬場咲希が、快調にスコアを伸ばしている。「67」だった3日目を終え、トータル12アンダーの14位タイ。3日連続の60台で、上位進出をうかがっている。



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「きょうはアプローチでしのいでいけたのが、すごくよかった」。そんな踏ん張りが実ったのが、終盤の17番だった。ティが前方に出され480ヤードに設定されたパー5。ティショットで残り199ヤードの位置まで運ぶと、6番アイアンでの2打目を2メートルにつけ、それを流し込んだ。これが今季初イーグル。笑みもこぼれる。

「セカンドは狙い通りのところに行きました。手前から転がっていくクラブを選んだので、いいショットをしても奥には行かないかなと思ってたんですけど、超ぴったりでよかったです」

狙いすました一打が、終盤のご褒美につながった。風も強く、硬いグリーンのコンディションはここまでと変わらない。「きょうの風で、手前からいけずに奥に外してしまうホールが結構多かった。17番はそれも考えてクラブを選びました」。この日にインプットした情報をしっかりと結果に反映させたホールでもあった。

胸を張ったアプローチは、練習を重ねてきたもの。硬いグリーンが多い米ツアーに対応するため、フェースを少し開いて打つことを意識している。ボギーを打った10番パー3は、ティショットを奥の池に入れたが、そこからフェースを開いて上げるアプローチで、ピタリと寄せてボギーでとどめた。「ショットがあまりよくないから、グリーンを外すことを想定してアプローチをやってきました。それが生きてるのかな」。19歳は、異国で着実に成長を遂げている。

昨年は、米下部のエプソン・ツアーが主戦場。最終予選会を経て、今シーズンの出場権を手にした。限られた試合のなか、まずは5月の「ブラックデザート選手権」後に行われる第1回リシャッフルも突破しないといけない立場だ。ただ中国での自身初戦を17位で終えたことでポイントランクは現在61位(47pt)。ここで大量ポイントを手にすれば、シード獲得ラインの“80位以内”を目指す争いを優位に進められる。

「いい位置で最終日を迎えられそう。そういうところでの経験もたくさん学びたいし、もちろん結果も求めていけるように明日も頑張りたいと思います」。首位とは6打差。さらに上を意識しながら戦うこともできる。「ちょっとドキドキしますね」。コースを離れると、まだあどけなさも残る19歳にとって、あすも大事な一日になりそうだ。


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