思いつきでふらりと入った映画館。突然、映像専攻の美大生に話しかけられて…/(C)たらちねジョン/秋田書店
65歳を過ぎて夫と死別。「初デート、映画館に行ったなぁ」昔の思い出が頭をよぎる/海が走るエンドロール(1)
65歳を過ぎて夫と死別した茅野うみ子は、至って普通の日々を過ごしていました。そんなある日、思いつきで数十年ぶりの映画館へ行ってみることに。そこで偶然出会ったのは、映像専攻の美大生・海(カイ)でした。海と言葉を交わすうちに、自分が「映画を撮りたい側」の人間だと気づいたうみ子。さらに海が製作した映像を観て心を動かされたうみ子は、新しい幸せを求めて映像制作の道へ進むことを決意します。
「映画を撮りたい」という衝動の波に身を任せ、65歳の女性が“映画の海”へ飛び込む『海が走るエンドロール』を10回連載でお送りします。今回は第2回です。
※本記事はたらちねジョン著の書籍『海が走るエンドロール』から一部抜粋・編集しました。
著=たらちねジョン/『海が走るエンドロール』
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