【写真】ヴィルヘルムと切り結ぶテレシアにも注目集まる
TVアニメ『Re:ゼロから始める異世界生活』(毎週水曜夜23:30ほか、TOKYO MX・AT-Xほかで放送/ABEMA・dアニメストア・ディズニープラス・FOD・Hulu・Leminoほかで配信)の3rd season「反撃編」、第63話が3月5日に放送された。八つ腕のクルガンと死闘を繰り広げるガーフィール。ハイクオリティな作画で描かれる2人の攻防戦が視聴者を大興奮させた。(※以下、ネタバレを含みます)
■「Re:ゼロから始める異世界生活」
「Re:ゼロから始める異世界生活」は、2012年4月からWeb小説投稿サイト「小説家になろう」で連載が始まり、2014年1月からMF文庫J(KADOKAWA)で刊行されている長月達平による小説を原作としたアニメ。突如異世界に召喚された主人公のナツキ・スバルが、死ぬと時間が巻き戻る“死に戻り”の力を駆使して、大切な人々を守るために過酷な運命に立ち向かっていくダークファンタジーだ。
これまでに、1st season(全25話)が2016年4月から9月、2nd seasonの前半(全13話)が2020年7月から9月、後半(全12話)が2021年1月から3月にかけて放送されたほか、OVA2作品が劇場公開された。
2024年10月2日から始まった3rd seasonは、「聖域」の解放から1年が過ぎ、平穏な日々を送るスバルたちのもとに王選候補者の一人アナスタシアから水門都市プリステラへの招待状が届くところから始まる。アニメーション制作はWHITE FOXが担当。監督を「トラペジウム」などの篠原正寛、シリーズ構成を「Free!」「はたらく魔王様!」などの横谷昌宏が務める。
■カペラとアルの双方譲らぬ駆け引きが話題に
第63話では、3つの戦いが描かれる。まずはオットー(CV:天崎滉平)やフェルト(CV:赤崎千夏)たちと、ライ(CV:河西健吾)の戦闘。オットーは『言霊の加護』を利用し、水路から呼び出した水竜の群れにライを襲わせる。ところが、ライは間もなく水竜たちを殲滅。
このままでは勝てない状況の中、フェルトが宿に置いてある「ラインハルトでも無事では済まない」という程のミーティアを取りに離脱し、その間、キリタカの私兵である『白竜の鱗』やガストン(CV:丹沢晃之)と時間稼ぎすることに。
「この一年、下手な武闘派より戦わされてるの、商人としてどうなんですかねえ?」と言いながら戦闘態勢を取るオットー。運には見放されているが持ち前の思考力で窮地に立ち向かっていくその姿に視聴者から「相変わらず不憫なオットー最高だぜ!」「オットーめっちゃ冷静」という声が上がった。
また、都市庁舎の地下でカペラ(CV:悠木碧)と対峙するアル(CV:関智一)も大活躍。アルは青龍刀でカペラを真っ二つに。しかし、すぐに超再生するかのように肉体を元の姿へ戻したカペラはアルに一つの嫌疑をかける。水門を開けて都市を水没させた人間と、魔女教が求める『魔女の遺骨』のありかを知っている者たちを次々と殺害している人間。それがどちらもアルの仕業だというのだ。
アルは否定するが、カペラは信じていない様子で「そんなテメーでもアタクシの雄大な愛は優しく包み込みます。その兜外して、素顔を見せて、アタクシを抱いて愛してくれるなら」と甘い声で誘惑するのだった。すると、「ごめんなさい」と速攻で断るアル。さらには「気持ちは嬉しいけど、お互いのことまだよく知らないし。それに友達に噂とかされたら恥ずかしいからお断りするわ」とカペラを煽りまくるが、そんなアルの目の前で、カペラはプリシラの姿に変貌を遂げる。
彼女はプリシラのことを見たことはない。アルの言動や一挙手一投足から好みの女性像を推測したのだ。それでもアルが自分に靡かないと分かるや否や、苛立ちを抑えられないカペラにアルは「勘違いすんな。オレはお前のこと好きでも嫌いでもねぇ。どうでもいい。あっごめん、嘘。やっぱりお前、気持ち悪(わり)ぃから嫌いだわ」と言い放つ。
そして激昂して襲いかかってきたカペラに青龍刀を突き刺し、魔法を発動。膨れ上がったカペラの肉体は弾け飛ぶ。プリシラに変身したカペラの姿に不快感を露わにしながらも、見事に対応してみせたアルに視聴者からは「流石だわ」「アル好きすぎる」「カペラの煽りに対して、逆に煽ってるアルが面白すぎなんだが笑」と絶賛の嵐が。その一方で、肉体をバラバラにされてもなお、再生を果たしたカペラに「まじどうやったら倒せるんだ」「ほぼ無敵やん」「カペラの再生が厄介すぎる」と絶望の声も上がっている。
■ガーフィール VS クルガンの結末は?鳥肌モノの神作画に視聴者大興奮
そして今回のメインとなるのは、ガーフィール(CV:岡本信彦)VS八つ腕のクルガン(CV:黒田崇矢)の戦いだ。第59話で、カペラの残した肉塊に飲み込まれたガーフィール。獣化して肉塊を抜け出したのもつかの間、亜獣が襲いかかってくる。すぐに反撃しようとしたガーフィールだが、エルザ(CV:能登麻美子)の幻影が「殺すのね。もとは恨みも何もない、ただの人間を」と囁き、躊躇ったところをクルガンが亜獣を潰した。
“闘神”と呼ばれた本物の英雄であるクルガンはガーフィールを圧倒。地下に突き落とされて続く戦闘の最中、クルガンの力強い腕で首を絞められ、意識が朦朧とするガーフィール。それでも己を奮い立たせ、クルガンを道連れにする形で水路に身を投げるのだった。
ガーフィールが流れ着いたのはプリステラの住民が身を隠していた避難所だった。そこでガーフィールは記憶を失った母・リーシアの子供である姉弟――ガーフィールにとっての妹と弟と再会を果たすが、まもなく亜獣が侵入。ガーフィールは亜獣を倒そうとするが、再びエルザの幻影に縛られ動けなくなってしまう。
しかし、怯える妹弟の姿が視界に入り、ついにエルザの幻影を打ち破ったガーフィール。亜獣を倒した彼の前にクルガンが現れるが、守るべき者がある彼にもう恐れはなかった。住民たちの声援を受け、『ゴージャス・タイガー』と名乗りを上げたガーフィールは力強い瞳をクルガンに向ける。
亜人族の中でも例外的に魔法への適性が低いことから、かつてはヴォラキア帝国で差別されていた多腕族。そんな中、多腕族を排斥しようとした領主の兵隊をたった一人で返り討ちにしたのが、通常よりも多い八本もの腕を持つクルガンだった。その後の数々の戦場で武勲を立て、帝国の英雄となったクルガン。
そんな男が『鬼包丁』という複数の剣をついに全て抜き、全力でもってガーフィールに襲いかかる。そして息を呑むような死闘の末、クルガンに致命傷を負わせたガーフィール。クルガンはしばらく肉体を保っていたが、「――見事」とガーフィールに賞賛を送ると、仁王立ちのままバラバラに崩れ去っていくのだった。消滅の間際、英雄としての矜持を示したクルガン。そのクルガンから讃えられたガーフィールの息もつかせぬ攻防戦はハイクオリティの作画で描かれ、視聴者は「クルガンとガーフィールの戦い熱すぎたな」「アングルがぐるぐる変わって臨場感すごかった」「神作画すぎて鳥肌えぐい!」と大興奮だった。
一方その頃、ヴィルヘルム(CV:堀内賢雄)はテレシア(CV:高橋ミナミ)と対峙。愛する妻を前にしてもヴィルヘルムは動じず、「逢瀬ならいずれ天上でいくらでも果たせる。夢など見ない、これは現実だ。テレシア、お前は美しい。だからお前はここにいてはならない!」と剣を構える。2人の決着が描かれるだろう次回への期待が寄せられる。
※天崎滉平、赤崎千夏の“崎”は、正しくは「たつさき」。
※高橋ミナミの“高”は、正しくは「はしごだか」。
■文/苫とり子
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