『グレイテスト・ショーマン』超個性派“サーカスキャスト”達の今“ヒゲ女”役女優は現在大ヒット中映画にも出演

(左から)ザック・エフロン、ゼンデイヤ (C)AFLO

『グレイテスト・ショーマン』超個性派“サーカスキャスト”達の今“ヒゲ女”役女優は現在大ヒット中映画にも出演

3月27日(木) 21:30

ヒュー・ジャックマン主演で「最も偉大なショーマン」と称された実在の興行師P.T.バーナムの成功と挫折を描いたミュージカル映画『グレイテスト・ショーマン』(2017)が、金曜ロードショー(日本テレビ系)にて地上波初放送される。差別や偏見が色濃くあった19世紀のアメリカを舞台に、誰もが“オンリーワン”になれるショーを作り出したバーナム。彼の舞台で圧巻のパフォーマンスを披露した、サーカスキャスト達の今を紹介する。

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■ザック・エフロン(フィリップ・カーライル)

上流階級出身の劇作家で、バーナムの熱心な勧誘でパートナーとしてサーカスに合流。空中ブランコ芸人アンと恋に落ち、自らもしがらみを逃れ、自由を手にするフィリップ・カーライルを、持ち前の歌唱力とダンススキル、イケメンぶりを存分に発揮して魅力的に演じたのは、『ハイスクール・ミュージカル』で一世を風靡したザック・エフロン。

本作の後は、実在のシリアルキラーに扮した『テッド・バンディ』(2019)から、コメディ映画『俺らのマブダチ リッキー・スタニッキー』(2024)まで幅広く活躍し、肉体改造をして挑んだプロレス映画『アイアンクロー』(2023)でキャリア最大の評価を獲得。同年12月に、ハリウッドの殿堂入りを果たした。昨年は、バカンス先でプールで溺れ、病院に搬送されるなど心配なニュースがあったが、12月にはブレイク・クラウチの小説を映画化する新作『Famous(原題)』の撮影に参加、今年2月にはウィル・フェレルと共演する新作コメディ映画が発表されるなど、順調そうな様子。

■ゼンデイヤ(空中ブランコ芸人アン・ウィーラー)

フィリップと恋に落ちるアフリカ系の空中ブランコ芸人のアン・ウィーラー。どこかミステリアスに、艶やかに演じたのは、ディズニーチャンネル出身で、『スパイダーマン:ホームカミング』(2017)で大ブレイクを果たしたゼンデイヤ。

ドラマ『ユーフォリア』で史上最年少にして2年連続エミー賞主演女優賞を獲得し、その後もドゥニ・ヴィルヌーヴ監督の「DUNE/デューン 砂の惑星」シリーズや、ルカ・グァダニーノ監督の『チャレンジャーズ』など話題作に続々出演。この後は、ロバート・パティンソンと共演の『Drama(原題)』が控えるほか、クリストファー・ノーラン監督の新作『Odyssey(原題)』で4たびトム・ホランドと共演、アニメ映画『シュレック』第5弾でシュレック(声マイク・マイヤーズ)とフィオナ(声キャメロン・ディアス)の娘の声を担当、また、トム主演の『スパイダーマン』第4弾にも出演するとみられており、まだまだ勢いは衰えない。プライベートでも、トムとの婚約が伝えられており、順風満帆!

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■ヤーヤ・アブドゥル=マティーン2世(空中ブランコ芸人W・D・ウィーラー)

アンのきょうだいで、空中ブランコのパートナーでもあるW・D・ウィーラー。演じたヤーヤ・アブドゥル=マティーン2世は、本作と同年公開の『ベイウォッチ』でもザックと共演し、本作の後、DC映画「アクアマン」シリーズの悪役デイビッド・ケイン/ブラックマンタ役に抜てき。人気コミックを原作にHBOがテレビシリーズ化した意欲作『ウォッチメン』ではエミー賞助演男優賞と獲得するなど注目を集めた。

他の出演作に、ジョーダン・ピール監督のホラー映画『アス』(2019)や『キャンディマン』(2021)、アカデミー賞6部門の候補となった『シカゴ7裁判』(2020)などがあり、キアヌ・リーヴス主演の人気シリーズ最新作『マトリックス レザレクションズ』(2021)では、ローレンス・フィッシュバーンに代わりモーフィアスを演じた。この後も、マーベルのドラマシリーズ『Wonder Man(原題)』など、新作が続々公開予定。

■キアラ・セトル(ヒゲ女レティ・ルッツ)

女性らしいカーヴィなボディと相反する濃いヒゲ、そして魅惑的な歌声を持つレティ・ルッツを演じたのは、ブロードウェイ舞台で活躍し、トニー賞ノミネート経験を誇るキアラ・セトル。本作では主題歌「ディス・イズ・ミー」を歌い、ゴールデン・グローブ賞を獲得したほか、アカデミー主題歌賞にもノミネートされた。

しかし、多忙なスケジュールでストレスが極限に達し、アカデミー賞の直前に一過性脳虚血発作を起こしてしまう。その後難病のもやもや病と診断され、投薬で様子を見ながら無事授賞式でパフォーマンスを披露したが、同年4月に10時間に及ぶ大手術を受けている。入院中は、ヒューが毎日連絡をくれたと言い、回復した翌2019年には、ヒューのワールドツアー「The Man. The Music. The Show.」に誘われ、世界中で「ディス・イズ・ミー」を披露した。

本作の後は、ミュージカル特番『Rent: Live』や、ジョン・ステイモス主演のドラマ『ビッグショット!』などに出演。イギリスに拠点を移し、2022年には『&Juliet』でウェストエンドデビューも果たした。また、現在公開中の『ウィキッド ふたりの魔女』にもシズ大学の校長ミス・コドル役で出演しているので、鑑賞予定の方は要チェック。

■サム・ハンフリー(親指トム将軍)

バーナムが一番初めにスカウトした親指トム将軍ことチャールズ・ストラットンを演じたのは、ニュージーランドの俳優で、2016年にオーストラリアの長寿テレビドラマ『ネイバーズ』で俳優デビューしたサム・ハンフリー。先天性疾患の骨格形成異常のために低身長のサムだが、実在の人物である親指トム将軍より身長が高かったため、撮影中は膝をついて演技をしていたとか。

本作の公開後には、幼い頃から闘ってきたクローン病の治療のため、極めてハイリスクとされる手術を受けたことが報じられている。その後は、演技の仕事を続けながら、希少疾患患者の声を政府に届ける活動を行うRare Disease Legislative Advocatesの活動を支援し、講演活動などを行っている。

個性豊かなキャストがそろったサーカスのメンバーたち。彼らが一体となり歌い上げる主題歌「ディス・イズ・ミー」からは、圧倒的なパワーをもらえること間違いなし。新生活を迎える人も多い今、ぜひとも声に耳を傾けてみて。(文:寺井多恵)

映画『グレイテスト・ショーマン』は3月28日21時より『金曜ロードショー』(日本テレビ系)にて放送。

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