「吉田沙保里vsリュウ」やドット打ち体験も!大阪中之島美術館で「大カプコン展」が開催中!「スト6」「バイオハザード」など人気ゲームの“裏側”が明らかに

「ファンタジーとリアリティ」コーナーではリアルとゲームと融合した「吉田沙保里vsリュウ」が見られる/(C)CAPCOM

「吉田沙保里vsリュウ」やドット打ち体験も!大阪中之島美術館で「大カプコン展」が開催中!「スト6」「バイオハザード」など人気ゲームの“裏側”が明らかに

3月27日(木) 21:30

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世界を熱狂させる「カプコン」のゲーム制作の裏側へ!
【画像】ロックマン2のエアーマンだ(あの曲がリフレインする…)!「テクノロジーとアイデアの進化」コーナーでドット打ちに挑

2025年3月20日~6月22日(日)の期間中、大阪・中之島にある大阪中之島美術館で「大カプコン展-世界を魅了するゲームクリエイション」が開催。1983年に大阪で創業し、現在では世界的なゲームソフトメーカーに成長した株式会社カプコン(以下、カプコン)。本展は、40年を超える歴史の中で生まれた「ストリートファイター」シリーズや「バイオハザード」シリーズなど人気タイトルを中心に、原画やポスターといったグラフィックワークのほか、体験型コンテンツも用意された今季大注目の展示会だ。

女子レスリングで五輪3大会連続金メダルを獲得した吉田沙保里さんは3月27日、自身のX(旧Twitter)にて、「大カプコン展」で放映されている「吉田沙保里vs.リュウ ー私より強い奴に会いに行くー」でスト6のリュウと対戦したことを報告。2.3万いいねを超え話題となっている。


今回は、3月19日に行われた「大カプコン展」の内覧会に潜入!その様子をレポートする。

■美術館初の“ゲーム”の展示会
内覧会は、大阪中之島美術館の館長・菅谷富夫さんの挨拶から始まった。本展について菅谷さんは、「漫画やアニメの展示会は数多く開催されてきたが、ゲーム企業の展示会が行われるのは美術館では初めてのことです」と語った。
大阪中之島美術館 館長の菅谷富夫さん


従来の展示会は、絵画や原画を借りてきてどのように展示するのかを考える。しかし「大カプコン展」は、この展示会のために企業やスタジオが一から作った展示物が大半を占めているのだそう。

本展の見どころについて、カプコンのプロデューサーである牧野泰之さんは「ゲームならでは、そしてカプコンならではのゲーム開発に関わる創意工夫や、開発の裏側を展示しています。クリエイターたちの想像力と実現力にぜひ触れていってください」とアピールした。
カプコン プロデューサーの牧野泰之さん


本展は、ROUND1~3、FINAL、BONUS STAGEの5つのエリアがあり、各エリアでカプコンのゲーム開発の歴史、貴重な原画や企画書、体験型のコンテンツを用意。目で楽しむだけでなく、指先や体を動かしてゲーム開発の世界に没入できる。
テープカットに参加する菅谷さん(左)、カプコン 代表取締役会長兼最高経営責任者の辻本憲三さん(中央)、読売新聞大阪本社 代表取締役社長の田中隆之さん(右)


■歴代の人気キャラクターがお出迎え!
展示ブースに足を踏み入れると、床から天井まである巨大なスクリーンに、カプコンを代表するゲームタイトルのキャラクターたちが映し出された「キャラクターパレード」がお出迎え。「ロックマン」シリーズや「バイオハザード」シリーズ、「逆転裁判」シリーズなどから総勢32名のキャラクターが、本展のために作られたアニメーションで登場する。
「キャラクターパレード」。お気に入りのキャラクターと一緒に歩いて入場しよう


これまでカプコンが生み出してきたゲームタイトルが一堂に会した「タイトルロゴ」のコーナーはまさに圧巻。懐かしの名作から最新作までが並び、記念撮影にももってこいだ。
「タイトルロゴ」。ザッと見ても100はくだらない


さらに進むと、いよいよゲーム制作の裏側へと踏み込んでいく。「ROUND1」エリアにある「カプコンゲームクロニクル」には、「ストリートファイター」シリーズのリュウや「バイオハザード」シリーズのレオンといった人気キャラクターたちのパネル、プロフィールとともに、各キャラクターのモチーフやフィギュアが展示されている。
「カプコンゲームクロニクル」。人気キャラクターたちに関連した展示物が集まる


また、これまでに発売されたゲームタイトルの発売当時のポスターやパッケージも。中でも、日本ではなかなかお目にかかれない北米版のパッケージは見逃せない!

■カプコンのゲームクリエイション技術に触れる
「ROUND2」エリアにある「テクノロジーとアイデアの進化」のコーナーでは、スーパーファミコン時代のドット絵の工夫から、現代の「Nintendo Switch」や「PlayStation 5」の美麗なグラフィックまで、技術の進化を学べる。

このコーナーには「カプコンピクセルラボ」でドット打ちをしたり、「フェイシャルトラッキングミラー」で自分の表情に合わせてキャラクターを動かしたりできる体験型コンテンツも。カプコンの技術を肌で感じよう。
ロックマン2のエアーマンだ(あの曲がリフレインする…)!「テクノロジーとアイデアの進化」コーナーでドット打ちに挑戦。キャラクターは選べる

「テクノロジーとアイデアの進化」コーナーにある「フェイシャルトラッキングミラー」は、自分の表情と連動してキャラクターの表情も変化!


カプコンのゲームに登場する多くの人物や物は、ほとんどが架空のもの。そうしたものに“実在感”を抱かせるための工夫について展示する「ROUND3」の「ファンタジーとリアリティ」コーナーでは、3DCGモデルの制作過程を解説。

彫像にプロジェクションマッピングを施し、まるでそこにいるかのように現れる「ストリートファイター」シリーズの春麗と「デビルメイクライ」シリーズのダンテ。今にも動き出しそうな2人にワクワクが止まらない。
「ファンタジーとリアリティ」。彫刻にリアルなプロジェクションマッピングが投影される

「ファンタジーとリアリティ」コーナーではリアルとゲームと融合した「吉田沙保里vsリュウ」が見られる


ここでも、体験型アクティビティ「バイオハザード・新ウォークスルー体験」が楽しめる。真っ暗な空間で特殊な懐中電灯で壁を照らすと、「バイオハザード」シリーズの敵キャラクターであるゾンビたちが映像で出現!おどろおどろしい音声が流れ、ゲームの中に入り込んだような感覚に陥る。
バイオハザードの世界を体感できる「バイオハザード・ウォークスルー体験」

特殊な懐中電灯を手に、いざ潜入!


最後のエリアの前にある「BONUS STAGE」では、ゲーム開発に欠かせないモーションキャプチャーを疑似体験。特殊なスーツや機材を使うことなく、お気に入りのキャラクターを動かしてモーションアクターの気分を味わおう。
「モーションキャプチャーミラー」でモーションアクターになりきろう


■ここでしか見られない貴重な資料がズラリ!
「FINAL ROUND」の「受け継がれるカプコンらしさ」では、「ロックマン」シリーズや「モンスターハンター」シリーズをはじめとしたクリエイターによる手書きの企画書の展示と、開発者インタビューの映像が流れる。

カプコンの原液とも言える企画書は、キャラクターのプロフィールだけでなく、攻撃方法やドットの打ち方などが事細かに書かれているので、一見の価値あり。
「受け継がれるカプコンらしさ」コーナーにある、ゲームの基礎となる企画書。細かな設定は隅々まで必読だ

「みんなのカプコンエピソード」で来場者と思い出を共有しよう


グラフィックやパネルの展示だけでなく、最新技術を用いたコンテンツが楽しめる「大カプコン展」は、いわゆる“展示会”とは一線を画していると感じた。ここでは紹介しきれないほど盛りだくさんの内容なので、ぜひその目で確かめてみてほしい。
「大カプコン展」でしか手に入らないアイテムがそろうグッズコーナーも要チェック!

大阪中之島美術館とのコラボアイテムも


写真・取材・文=織田繭(にげば企画)


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