「上司を呼べ」「今から会いに行く」接客現場で起きた悪質クレーム&過剰な好意の衝撃体験談

「上司を呼べ」「今から会いに行く」接客現場で起きた悪質クレーム&過剰な好意の衝撃体験談

3月27日(木) 0:55

接客の現場で働いていると、時に理不尽な要求や過度な好意に直面することも……。薬の数を難癖につけて無料を要求する患者、レジ対応に執着する初老の男性客、電話越しの声に過剰な好意を寄せる男性客。今回は実際に起きた3つの困惑体験を紹介します。
患者からクレームが!その狙いは…
患者からクレームが!その狙いは…

私が働く病院で、外来の診察を終えた患者さんにお薬を渡したときの話です。ある患者さんから、「先日もらった薬の数が間違っていた」とのクレームがありました。その患者さんが「上司を呼んで来い! 病院長を呼んで来い!」と騒ぎ始めたので、警備員を呼ぶことになりました。

手を上げたら即、警察を呼ぶところでしたが、周りが騒然となっていることに患者さんが気付き、その後はすごすご帰って行きました。この患者さんはお薬の渡し口で大声を出せば無料で薬がもらえると思ってクレームをつけていました。残念ながら、このような人は少なからずいるのです。

◇◇◇◇◇

繰り返し同じようなことで薬剤を要求してくる患者さんには、調剤後の写真を撮るなどして証拠を残しておき、クレームがあったときに提示できるようにしておくようにしたいと思いました。

著者:50代女性・会社員
イラスト/エェコ
初老客からの一方的に好意に困惑
初老客からの一方的に好意に困惑

私は、書店で品出しやレジのパートをしています。初老の男性客がいるのですが、お釣りを渡す際に手を握られ、ちょっと気持ち悪いなと思っていました。

ある日、休憩のため交代の時間になり、男性客の直前でレジ係を交代すると、男性客は「待て、逃げるな!」と怒鳴ってきました。「どこへ行く! 俺はお前からしか買わないと決めている!」と怒鳴り散らしてきたのです。

静かな書店に男性客の声が響き渡り、スタッフが駆けつけてきてくれました。その男性客を出禁にしてもらい、今は平和に働いています。

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ちょっとした違和感(異性のお客さまの応対に困っているなど)があれば、ひとりで抱え込まず、周りに相談しておくべきだったと思いました。今回は実害はありませんでしたが、一方的に好意を寄せられている可能性もあります。そういう人たちは、こちらが何もしていなくても勝手に勘違いしてしまうものだと痛感した出来事でした。

著者:30代女性/パート
イラスト/まげよ
「今から会いに行く」男性客が会社まで来て
「今から会いに行く」お客が会社まで来て

事務職をしていた当時、あるお客さまからの電話対応での悩みがありました。あるお客さまの応対するたびに、私の声を褒められるようになりました。最初はとてもうれしかったのですが、だんだんと要件よりも雑談のほうが長くなり、「録音したい」「毎日聞きたい」など言われるようになりました。

そんなある日、そのお客さまから「顔を見たい」と言われ、なんと会社まで来ることに……。私はすぐに上司に相談し、当日は不在扱いにしてもらいました。仕事の忙しい時期だったのですが、私だけ別室で待機することに。そのときだけは「どうしてこんなことをしているのだろう……」と、少し怒りを覚えてしまいました。

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お客さまへはどんなときも丁寧に、笑顔で対応すべきですが、「あまり下手に出すぎてもいけないのかな」と、反省しました。電話の会話にしても、雑談が長くなるようなら自分から切り上げる勇気も必要だったのでは、と思っています。

著者:30代女性/会社員
イラスト/まげよ
まとめ
3つの体験から見えてきたのは、早期の対策と周囲への相談の重要性です。証拠を残す、違和感を覚えたら即座に上司や同僚に報告する、過度な親密さを避けるための適度な距離感を保つ……。理不尽な要求や過剰な好意に対して、毅然とした態度で自分自身を守りたいですね。


※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。

※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています



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