理由は分からないけれど、なぜか心ひかれる風景、というのは誰にでもある。田んぼの真ん中にポツンとたたずむ神社に心を持っていかれた著者が、
写真集『田んぼのまん中のポツンと神社』
(えぬびい著、飛鳥新社)を3月26日に発売した。税込み2420円。
【動画】四季の移ろいを感じられる「田んぼのまん中の ポツンと神社」えびぬい
初めて見るはずなのにどこか懐かしさを感じさせる、子どものころの冒険心をくすぐるような、まさに日本人の心の原風景とも呼べる風景だ。これらの神社はほとんどが小さなほこらで、地図に神社として記載されていないケースも多々あるという。著者は、地図の衛星写真とにらめっこして、田んぼの中にこんもりとした木立などがあるのを目印に探し出しているのだそうだ。
春には、水が張られきらきらと輝く田んぼの中に、まるで水上に浮かぶ島となる。夏は、見渡す限りの稲の草原のなかで、収穫の秋には一面黄金色に染まる田んぼの中でほほえむ。そして冬には、一面土色あるいは雪に埋もれ静かで寂しげにたたずんでいる。
「見ているだけで懐かしい気持ちに」「まるでジブリの世界観」とXでも話題になっている写真をながめて、ほっとする時間が作れそうだ。
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