3月26日(水) 1:50
サバ缶は、比較的安価で手に入る傾向があり、手軽に使えるため、近年ますます注目されているようです。特にサバ缶を使ったカレーは、そのおいしさだけでなく、栄養価の高さとコストパフォーマンスのよさから、節約志向の人や健康を気にする人々におすすめだといえるでしょう。
サバには、DHA(ドコサヘキサエン酸)やEPA(エイコサペンタエン酸)といったオメガ3脂肪酸が豊富に含まれていると考えられています。これらの成分は、血液をサラサラにし、動脈硬化や心筋梗塞などの生活習慣病を予防できる可能性があるようです。
また、脳の活性化や記憶力アップにも効果があるといわれており、生のサバと比べても缶詰のサバは栄養価が劣るどころか、カルシウム・ビタミンB2・DHA・IPAは生のサバよりも多く含まれている傾向があります。
さらに、サバ缶は良質なたんぱく源でもあります。たんぱく質は、筋肉や臓器、皮膚、髪の毛など、私たちの体を作る上で欠かせない栄養素とされています。特に、サバ缶は骨まで柔らかく食べられるため、カルシウムも効率的に摂取できる可能性があるのです。
サバ缶は、その栄養価の高さにもかかわらず、手頃な価格で手に入る傾向があります。スーパーマーケットやドラッグストアなど、どこでも手軽に購入でき、1缶あたり100円台から300円程度で購入できることが多いでしょう。
サバ缶カレーなら、肉の代わりにサバ缶を使うため、材料費が比較的安く済むと考えられます。さらにタマネギやトマト缶などを加えれば、より栄養バランスと味がよくなる可能性があります。
例えば4人家族でサバ缶カレーを作る場合、サバ缶2缶(約220円)、カレールー半箱(約110円)、タマネギ1個(約70円)、トマト缶1缶(約130円)を使ったとしても、合計で530円程度です。1人あたり約132円で、栄養満点なカレーが食べられる可能性があります。
ここでは、簡単でおいしいサバ缶カレーのレシピを紹介します。
・サバ水煮缶:2缶
・タマネギ:1個
・トマト缶:1缶
・カレールー:115グラム
・水:400ミリリットル
・サラダ油:大さじ1
・(お好みで)ニンニク、ショウガ:少々
1・ショウガ、ニンニクはみじん切りに、タマネギは薄くスライスする。
2・鍋にサラダ油を入れて中火で温め、タマネギを入れてしんなりするまで炒める。ショウガ、ニンニク、トマト缶を加えてトマトが崩れるまで炒め、サバ缶、水を加えて沸騰させ、アクを取って5分ほど煮る。
3・火を止めてカレールーを入れて溶かし、再び弱火で火を通す。器にご飯を盛り、カレーをかけて完成。
サバ缶には、水煮缶のほかにもみそ煮缶やしょうゆ煮缶、オイル煮など、さまざまな種類があります。これらを使えば、さらに簡単にアレンジできるでしょう。例えば、みそ煮缶では、コクのあるサバみそ煮カレーが作れます。
サバ缶カレーは、おいしくて栄養満点、しかも経済的という、まさにいいことずくめのメニューだと考えられます。この記事を参考に、ぜひサバ缶カレーを日々の食生活に取り入れて、健康で豊かな食卓を実現してください。
サバ缶の栄養パワーで、体の内側から健康になり、日々の生活をよりアクティブに過ごしましょう。
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー
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