癒し系ラブストーリー『フィンランドパパ』3月26日にDVD-BOX発売！主演キム・ウソクにインタビュー

3月25日(火) 7:14

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見ているだけで心が癒されていくようなヒーリング・ラブストーリー『フィンランドパパ』。2023年に韓国で放送されたこのドラマは、不思議なカフェ「フィンランドパパ」を舞台に、家族によって心に傷を負った人々が集まり、父や母などそれぞれが役割を持つことで偽物の家族を演じながら、本当の家族になる練習を通して心を癒していく物語です。

港町の美しい景色は韓国釜山でオールロケで撮影されたもので、美しい思い出のような映像も見どころの一つ。日本映画『かもめ食堂』や岩井俊二監督の『Love Letter』といった作品からインスパイアを受けており、だれもが共感できるテーマを丁寧に描いています。

また、元UP10TIONで X1 のキム・ウソクと『SKYキャッスル～上流階級の妻たち～』キム・ボラが共演したことも話題になりました。

そんな『フィンランドパパ』のDVD-BOXが、2025年3月26日（水）に発売されるんです！

■『フィンランドパパ』あらすじ
キム・ウソク演じるウヒョンはどうして姿を消したのか。

ユリのたった一人の家族である祖母。クリスマスイブに息子から産まれて間もない女の子を手渡されてからというもの、「この上ないクリスマスプレゼントだ」と喜び、ひとりでその孫娘であるユリを育ててきました。しかし息子であるユリの父親がなくなったことがきっかけとなり認知症が悪化。そして不慮の事故で亡くなってしまいます。

学生時代はユリの家でいつもご飯を食べていた初恋の相手であったウヒョン。「絶対に一人にさせない」と約束していたのに、彼もまた数年前に突然姿を消してしまったのでした。
一緒に食事をとっていたころのユリとウヒョン

ひとりぼっちとなったユリ。そのことを受け入れられずにショックから心を閉ざすように。誰にも会わずに過ごしていましたが、そんなある日、幼馴染のヨンジュンが音信不通のユリに会いに来ます。ユリはヨンジュンの家で見つけたポスターに記されたカフェ「フィンランドパパ」が気になり、そこで働くことになります。

そのカフェには、過去に家族に関わる辛い経験をしているスタッフが集められていて、傷ついた心を癒すためにそれぞれが家族の役割を果たしながら本当の家族を目指していくという一風変わったルールが存在していました。さらに彼らの絆を深めるために “夕食はいつも一緒に” 、 “悲しむ人のそばにいてあげる” などの「家族の親睦を深める10カ条」が定められており、そういった関わりを通して少しずつユリは元気を取り戻していきます。

カフェの店員として、家族の一員として、新たな生活に馴染んでいったユリですが、カフェのメニューや見つけた紙から、会いたくても会えなかった幼馴染ウヒョンの気配を感じるようになり…。

■『フィンランドパパ』見どころ
印象的な食事シーンが多い『フィンランドパパ』

子役出身のキム・ボラが演じるのは主人公ユリ。繊細でリアリティのある演技で、祖母の死や大切な人と向き合う姿を静かに演じています。

また、そのユリに心を寄せる幼馴染のウヒョン役を務めたのがキム・ウソク。友情と愛を行き来するかのような初々しさを描き切りました。感情の詰まった優しい眼差しから、彼の本気で向き合う意思を感じます。

ユリの祖母を演じたのは『星から来たあなた』、『ミセン-未生-』、『ソンジェ背負って走れ』などに出演する大ベテラン、ソン・ビョンスク。その圧倒的な存在感はさすが。

名脇役で知られる『彼女はキレイだった』、『砂の上にも花は咲く』のファン・ソクジョン、『ハピネス -守りたいもの-』のチョン・ミンソンらも脇を固め、物語に広がりを見せています。

出てくる食べ物も本当に美味しそうで興味深いものばかり。おばあちゃんのカレー、冬至に食べる習慣があるという幽霊除けの小豆粥、エゴマの漬物、パフェ、チャプチェやうどんに、おばあちゃんが焼いてくれるお餅のカレトック。食べたことがないのに懐かしいような気持ちになります。

■キム・ボラプロフィール

1995年9月28日生まれの29歳。子役出身で2005年に10歳の若さで韓国ドラマ『ウェディング』でデビュー。以来、数多くの作品に出演しています。

2018年から2019年にかけて放送され、視聴率が1％台から20％台へ上昇した韓国ドラマ『SKYキャッスル～上流階級の妻たち～』で、ヒロインのライバル役キム・ヘナを見事に演じ注目を集めました。2020年の『タッチ～恋のメイクアップレッスン！～』で連続ドラマ初主演に抜擢。今後の活躍が楽しみな実力派女優です。

■キム・ウソクプロフィール

1996年10月27日生まれの28歳。男性アイドルグループ UP10TIONの元メンバー。2019年から2020年まで X1として活動し2020年5月25日にソロデビュー。現在は俳優として活躍中です。

2020年のウェブドラマ『TWENTY×TWENTY～ハタチの恋～』で初めて演技に挑戦してから、安定した演技を見せてきました。2022年の『禁婚令ｰ朝鮮婚姻禁止令ｰ』や『軍検事ドーベルマン』、2023年『青春ウォルダム～運命を乗り越えて～』に出演。

2023年に配信された韓国ドラマ『夜になりました〜人狼ヲ探セ〜』で、「第3回青龍シリーズアワード」新人賞候補にノミネートされ、アーティストとしても若手俳優としても絶好調の大注目株です。

■キム・ウソクインタビュー
今回『フィンランドパパ』DVD-BOXの発売を記念して主演のキム・ウソクさんに作品についてお聞きしました！
『フィンランドパパ』でウヒョンを演じたキム・ウソク

——『フィンランドパパ』で演じたウヒョンというキャラクターについて、簡単にご紹介をお願いします。

キム・ウソク：ウヒョンは心に痛みを抱えながらもそれを表に出さない人物です。ヒロインで幼馴染のユリに特別な気持ちを持ちながらも、自分のせいでユリが傷ついたと思い、ユリの見えないところで静かにサポートしようと努力するキャラクターです。

——『フィンランドパパ』の出演を決めた理由を教えてください。

キム・ウソク：撮影しながら、自分も癒される作品だと思いました。ドラマの内容を通じて私も穏やかなエネルギーを充電できましたし、心の余裕を見つけることができた時間でした。

——『フィンランドパパ』で一番記憶に残るシーンや、おすすめしたいシーンはありますか？ネタバレにならない範囲でご紹介をお願いします！

キム・ウソク：夏に撮影したのですが、雨に降られるシーンがありました。（※第4話）ドラマにおいて必ず必要と言っていいほど大事なシーンでした。個人的には暑さを忘れさせてくれた瞬間でもあったので(笑)とても良い記憶として残っています。

——特に記憶に残っているセリフはありますか？その理由もお願いします。

キム・ウソク：「お前が嫌がることはやらない」です。（※第3話／字幕はこの通りではありません）ウヒョンがユリに自分なりのやり方で、さりげなく気持ちを表現した言葉なので好きです。

——作中でウヒョンは突然、ユリの前から姿を消しました。もし自分がウヒョンだったら同じ状況でどのように行動したと思いますか？

キム・ウソク：私はユリのそばにいると思います。ウヒョンの気持ちも理解できますが、自分ならユリと向き合い、問題を解決しようと努力したと思います。
穏やかな風景と映像に癒される『フィンランドパパ』

——キム・ボラさんとの共演はいかがでしたか？キム・ボラさんとの印象的なエピソードがありましたら教えてください。

キム・ウソク：ボラさんは人見知りせず優しく接してくれたので、とても助けられましたし息の合う演技ができました。洗濯するシーンでお互いに写真も撮ってあげたりと楽しかったです。あまりできない経験だったので、楽しい思い出として残っています。

——キム・ウソクさんが考えるユリの魅力は？また、ウヒョンの魅力は何ですか？

キム・ウソク：ユリの魅力は明るくて周りの人々を引っ張って進むところです。なので、どこか守りたいキャラクターですよね。ウヒョンは内面の強さが魅力だと思います。

——ユリとウヒョンが親友になった理由は、単に家が近いからではないようですが、どのような点が二人を親しくさせたのでしょうか？

キム・ウソク：お互いの長所短所を補い合える性格だったのではないでしょうか。だから、自然に惹かれたんだと思います。そして何よりもユリのおばあちゃんが二人にとって大事な繋がりになって、二人がより深い絆を築けたのではないかと思います。

——ウヒョンとウソクさんの似ているところ、違うところはどのような部分でしょうか？

キム・ウソク：似ている点は、二人とも内向的な性格であること、ですかね。実は、MBTIでは I なんです。違う点は…内向的な点以外は、すべて違う気がします。(笑)

——ウヒョンを演じながら、特に意識して臨んだことはありますか？

キム・ウソク：ウヒョンの純粋さを表現しようと努力しました。

——ウヒョンというキャラクターを演じる際、ウソクさんにとっての新しい挑戦であった部分はありましたか？そして大変だったことは？

キム・ウソク：作品自体がとても穏やかで、癒される内容だったので、大変だった点はありませんでした。むしろ撮影中ずーっと癒されっぱなしでした。

——『フィンランドパパ』で、ウヒョン以外に演じてみたいキャラクターはありますか？

キム・ウソク：食堂の家族の一人です！一緒のシーンがなくて、撮影の時にお会いできなくて残念でした！
祖母や幼馴染みたちとよく食べていた思い出のパフェ

——ウソクさんにとって「家族」とは何ですか？

キム・ウソク：私を動かす原動力、エネルギーです。

—— ユリのおばあちゃんが作ったルール、カフェ「フィンランドパパ」のルールのように、ウソクさんが「家族と必ず守らなければならないルール」を作るとしたらどんなものがいいでしょうか？

キム・ウソク：ドラマの中でみんなご飯は一緒に食べますよね。食事シーンの撮影はとても暖かく感じました。私もそういうルールがあればいいなと思いました。

——最近ウソクさんがはまっていることや、趣味はありますか？

キム・ウソク：音楽とはいつも一緒です！そして最近、いつもよりもたくさん映画を観ている気がします。

——日本にいらしたときに、やってみたいことや行ってみたいところはありますか？

キム・ウソク：おひとり様飲み、ホンスルというのをしてみたいです。日本ではやったことがないので、「いつかぜひ」と思っています。

——好きな日本語はありますか？

キム・ウソク：ウツクシイ、です。「ウ」は自分の名前にも入っていますし、言葉の意味も「美しい」で、好きな言葉です。

——好きな日本食はありますか？

キム・ウソク：日本の食べ物は全部おいしいけど…牛カツが好きです。

—— 最後に日本の視聴者の皆さんに一言お願いします。

キム・ウソク：日本の視聴者の皆さん、温かい癒しになるドラマ『フィンランドパパ』をたくさん愛してください。私もまた新しい作品で皆さんにお会いできるように頑張ります。いつもありがとうございます！

■商品詳細
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