韓国で観客動員数5週連続第1位、観客動員数750万人(12月26日時点/KOFIC調べ)を記録した『ベテラン 凶悪犯罪捜査班』(4月11日公開)。このたび、リュ・スンワン監督による本作のアクションに注目したコメンタリー映像が到着した。
【写真を見る】『ベルリンファイル』で頭角を現し、『ベテラン』の大ヒットによってアクション映画界での確固たる地位を確立したリュ・スンワン監督
韓国で1340万人を動員した痛快アクション『ベテラン』(15)の第2弾となる本作で再びメガホンをとったスンワン監督。20代から短編映画の製作を開始して2000年にインディーズ作品で長編映画デビューすると、『ベルリンファイル』(13)で頭角を現し、続く『ベテラン』の大ヒットにより、アクション映画界での確固たる地位を確立した。その後、『モガディシュ 脱出までの14日間』(21)、『密輸 1970』(23)など人気作を次々と生みだし、韓国を代表するヒットメーカーとなった。
今回のアクションコメンタリー映像は、『ベテラン』から主演再登板となるファン・ジョンミンによるにこやかな挨拶を皮切りに、続編を制作陣がみんな待ち望んでいたという言葉や“仲間”としての結束について語るスンワン監督の様子も映しだされる。
座長であるジョンミンについて、撮影監督のチェ・ヨンファンは「アクションシーンで最高の表情を見せてくれる俳優です」と証言。当のジョンミン自身は「体を張りたいわけじゃないです。でも監督に言われたらやるしかない」とほほ笑む。
続いて、ジョンミンとW主演を務めるチョン・ヘインも自身が演じたパク・ソヌ役について、「新人刑事で最年少なので情熱と覇気を見せようと思いました。アクションスクールで関節技などを学び、自由自在に動けないといけないのでとにかく練習をしました」と制作前の取り組みについて語る。これに対し、ジョンミンが「彼(チョン・ヘイン)の参加で新しいものも生まれたと思います。彼のうまいアクションに僕が乗っかった」とヘインの動きが自分の演技にも影響したと明かし、信頼度の高さを窺わせる。
ジョンミンはさらに、スンワン作品に再び参加したことについて「リュ・スンワン監督との撮影はいつも幸せを感じます」と喜びを口にする。監督自身は前作『ベテラン』との違いを「前作がミルクチョコなら、今回はダークチョコだ。それまであったものと新しいものとのバランス、そこが最大の課題でした」と振り返る。そして、終盤にヘインが「一緒に怒り、一緒に痛快さを感じる。そんな感覚を味わえると思います」と述べるように、一癖も二癖もあり多面的な魅力を放つところが本作の特徴となっている。
アクションの最先端をゆくリュ・スンワン監督の妙技に注目の『ベテラン 凶悪犯罪捜査班』。公開に向けて、まずはこのアクションコメンタリー映像をチェックして期待を高めてほしい。
文/平尾嘉浩
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