冬になると、乾燥から手指が荒れてあかぎれに。指先がぱっくりと割れて水仕事も嫌になるほどしみます。40代になると、ひび割れが深くなり、指先だけでなく手の関節にもでき、一度に何カ所もできたりすることが多くなりました。お湯を使って皿洗いをするのが皮膚によくないと思うのですがやめられません。そんな私がおこなった対策とは。
水に触れるだけで痛いぱっくり割れたあかぎれ
あかぎれは、皮膚が乾燥して水分がなくなり、皮膚の表面に深い線上の亀裂が入る症状のことをいうそうです。この亀裂ができそうだなというタイミングで保湿するのが一番だと思うのですが、この時点だと私の場合まだ痛くないからそこまで気にせず過ごしてしまいます。そして、「あっ、痛い」と思ったときにはもう遅いという繰り返しです。
そこで、乾燥している部分を中心にちょっと高めのハンドクリームを買って塗り、手を乾燥から守ることにしました。やはりいつも使っている安いハンドクリームと違い、保湿力が良く手をコーティングしてくれる感じがありました。これを毎日数回塗れれば良いと思うのですが、うっかり忘れてしまうのです。それに感染対策で手洗いや消毒をする回数が増え、ハンドクリームが浸透しないうちに手を濡らしてしまうことが多いので、だんだんと「高いハンドクリームがもったいない」と思うようになっていきました。
このことを70代の母に相談したら、「私はこれが欠かせないの」と言って見せてくれたのが、液体ばんそうこうでした。
使ったことがなかった液体ばんそうこう
液体ばんそうこうは昔から母がよく使っていたものの、私は使ったことはありませんでした。じゃあ試しにと指先にできていたあかぎれに塗ってもらったら……ツーンと痛い! 最初は、しみて「何これ!」と思いました。
でも、この1回のツーンをクリアして、液体が乾いて固まるまで何分か待てば完成です。
固まってしまえば、あかぎれの場所を触っても全然痛くありません
。後は驚くほど水仕事が怖くなくなります。ヒリヒリと痛みがある状態がなくなるだけで、とてもラクになりました。
液体ばんそうこうを塗ってすぐに水仕事もあかぎれを気にせずできたので、すぐに自分用を購入し使い始めました。
使っているとツーンとするのが癖に
何回か使って、いくつかわかったことがありました。最初に液体を塗るときにくるツーンという痛み。あれはちゃんと液体ばんそうこうで傷口がふさがっているサインでした。それがわかるとツーンの痛みも、来るぞ来るぞと癖になってきます。
また、固まった液体ばんそうこうは少しずつ剥がれてくるのですが、完全に剥がれるころにはあかぎれもふさがっており、もう痛くありませんでした。
私の場合、水仕事をする前に液体ばんそうこうを付けたいと思うことが多かったので、いつもキッチンに置いておくようにしました。すると、以前のように水に手を付けることが怖くなくなりました。
まとめ
液体ばんそうこうは、ぱっくり割れてあかぎれになってしまったときの救世主ですが、あかぎれができたときには周りの皮膚も荒れてしまっているので、やはり日ごろからハンドクリームで手のケアをして、あかぎれを予防することも大事だなと思いました。ハンドクリームと液体ばんそうこうをうまく使い分けて、冬の乾燥から手指を守っていきたいです。
※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。
※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。
著者:吉村 マキ/40代主婦。夫と子ども2人に私の4人家族。うらやましいくらいポジティブな夫を見習って、ネガティブ思考を改善中。
※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています
監修者:医師 窪田 徹矢 先生 くぼたクリニック松戸五香院長。獨協医科大学医学部卒業。千葉医療センター、成田赤十字病院で研修を積み、国保松戸市立病院泌尿器科に勤務。その後千葉西総合病院泌尿器科にて医長、部長を歴任。2017年、くぼたクリニック松戸五香を開業。日本泌尿器科学会専門医・指導医。専門医である泌尿器科および皮膚のトラブル、生活習慣病を含めた内科まで幅広く診察。メディア出演も多数あり、医者YouYuberとしての情報発信もおこなっている。
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