週末のおでかけ先に迷ったら、「展望室」はいかがだろうか?天候を気にすることなく雨に濡れる心配もせずに屋内で楽しむことができ、小さな子ども連れでも安心だ。しかも無料開放している展望室も多く、お財布にもやさしいとくれば、出かけない手はない!
【画像】天候がよければ南北どちらの展望室からも富士山が見える
全国にはそんな絶景を楽しめる“お役所展望室”が点在している。市民のために開放しているため、料金はもちろん無料!しかも夜の時間帯も開放してくれている施設も多く、夜景も望めて魅力的なのだが、大半があまり知られておらず穴場となっている。今回はそんななかから東京都庁を紹介!東京都庁は決して穴場ではなくメジャー級に有名だが、実は今年2025年に入ってから展望室に新たな動きが…!新店舗が登場し、今注目すべき激アツスポットなのだ。
■東京都庁北展望室が2025年1月30日に再開!
東京都庁第一本庁舎の45階には「北展望室」と「南展望室」の2つの展望室がある。高さは実に202メートルと高階層にあり、そこから望む景色は圧巻だ。北東方面には東京スカイツリー、南東方面には新宿御苑や明治神宮、南西方面には新宿パークタワーや東京オペラシティ、そして西方面には天候がよければ富士山の姿も…!東京を一望できる展望室といえるだろう。45階・地上202メートルと聞けばとてつもない高さに感じるが、エレベーターに乗ると、時間にして1分弱、あっという間に地上からパノラマの世界へ到着することにも感激だ。
北展望室は、2020年12月23日より休室していたが、2024年5月に3年5カ月ぶりに再開!しかし2024年11月に再び新店舗設置の工事のために休室となっていた。それが2025年1月30日の新店舗オープンに合わせて再開したとあって、今ニュース性の高い展望室なのである。ちなみに南展望室は、2025年2月から休室中で、再開予定は2025年4月下旬とのこと。その間は南展望室の名物である「都庁おもいでピアノ」も利用不可となっている。しかし、この南展望室も新規店舗設置工事のための休室なので、南展望室の再開と新店舗オープンが楽しみな案件である。
■北展望室の新店舗とは?「CAFE&SHOP SOCOCOCO(そこここ)」がオープン!
店名の「SOCOCOCO」は「其処此処(そこここ)」が由来。古くは万葉集で詠われた言葉で、「あなたもわたしも」「そちらもこちらも」「近くでも遠くでも」「そこらじゅう」などの意味を持つ。東京の都心・新宿は、さまざまな文化やコンテンツ、多様な人々が交差する場所であり、それらが結びついて新たな活気や価値が生み出されている場所である。その中心にあり、誰もが訪れることのできる地上45階の展望室で、人々が一息ついて過ごし、眼下に広がる眺望を楽しみながら東京の「そこここ」へ想いを馳せる憩いの場として誕生したという。
そんな想いが込められた「CAFE&SHOP SOCOCOCO」には、カフェスペースと東京観光の思い出になるような土産品・ギフトを扱った物販エリアがそろう。カフェメニューも趣向が凝らされており、「青空」「夕焼け」「黄昏」をイメージしたドリンク(各900円)のほか、訪日外国人も喜びそうな三色団子(500円)、マスに盛り付けられた抹茶パフェ(1100円)などのスイーツ、肉巻きおにぎり(500円)や焼き鳥(500円)、たこ焼き(500円)などの手軽に食べられる軽食を用意。また、アルコール類も提供しており、クラフトビールやクラフト酎ハイ、マスで飲める日本酒も!絶景を眺めながら、ちょっと一杯…という楽しみ方もできそうだ。
■気になる開室時間は?新宿のど真ん中から夜景は望める!?
北展望室の開室時間は9時30分から17時30分までだが、うれしいことに南展望室の休室期間中(2025年4月下旬まで)は北展望室が夜22時まで開室中。普段は北展望室から夜景を望むことはできないので今だけの貴重な夜景を望むことができる(※南展望室の再開後は17時30分までに戻る)。南展望室は2025年4月下旬に再開予定で開室時間は9時30分から22時までなので、再開後は新しくリニューアルした南展望室から夜景を存分に楽しもう!ちなみに、展望室の混雑状況は、公式サイトでチェックできるので、それを参考にして来室時間を決めるのも手だ。
取材・文=大庭かおり
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