外でも過ごしやすい気候となるこれからの時季は、春休みやゴールデンウィークもあり、おでかけには絶好のタイミングだ。そんな時季のおでかけにぴったりなのが、群馬県南東部から栃木県南西部にまたがる「両毛エリア」だ。今回は、両毛エリアのおすすめおでかけスポット4選を紹介!
【写真】まるで絵画のような絶景!「名水百選」の出流原弁天池(いずるはらべんてんいけ)
■四季折々、数多くの花々を楽しめる「あしかがフラワーパーク」
あしかがフラワーパークは、四季折々、数多くの花々で彩られているほか、秋には人気のイルミネーション 「光の花の庭」も開催されるなど、栃木県足利市の一大観光スポットとなっている。
そんなあしかがフラワーパークでは、2025年3月1日から4月11日(金)までの期間中、「春の花まつり」が開催されている。一番の見どころは3万球ものチューリップだ。色ごとに並べられたチューリップがまるで絵画のように咲き誇る「四季彩のステージ」の景色は見逃せない!
園内に植えられている木々も花をつけ彩りにあふれており、まさに春の訪れを感じさせる景色となっている。桜も咲き誇っており、お花見スポットとしてもぴったりだ。
また、白い多数の花が、雪をかぶったように見える「雪柳」も、見頃は3月下旬~4月中旬で、「春の花まつり」の見どころの一つ。桜とも異なる上品さを持ち合わせている雪柳で、一味違うお花見を楽しんでみてはいかがだろうか?
また、「春の花まつり」終了後の2025年4月12日(土)からは「ふじのはな物語」が開幕する。600畳にも渡る広さの藤棚に広がる大藤や、長さ60メートルもの白藤のトンネルなどが見どころだ。春の花の代名詞である、桜やチューリップの時季が終了してからも、あしかがフラワーパークからは目が離せない。
■日本最古の学校・足利学校
足利学校は、日本で最も古い学校として知られ、その遺跡は大正10年に国の史跡に指定されている。創建の由来は奈良時代から鎌倉時代までさまざまな説があるが、歴史が明らかになるのは、室町時代中期の1439年。また、イエズス会の宣教師フランシスコ・ザビエルが「日本国中最も大にして、最も有名な坂東の大学」と紹介するなど、多くの歴史を持っている史跡だ。
また、史跡内に残されている「学校門」と「大成殿」は、江戸時代の寛文8年(1668年)に建築され、なんと現存する日本最古の学校建造物となっている。当時の人々の気持ちになって、ぜひ見学してみよう!
また、史跡内には藤棚もあり、晩春にかけて紫の落ち着いた藤の花と、江戸時代の姿を復元したレトロな雰囲気の建物のマッチを楽しめるのも魅力だろう。
■「カルピス」の由来を学んで、工場見学も!「『カルピス』みらいのミュージアム」
群馬県館林市にある「『カルピス』みらいのミュージアム」は、お馴染みの飲み物「カルピス」についての博物館。館内では、これまで100年以上に渡る歴史を持っている「カルピス」についての開発秘話や、製造過程が紹介されているほか、併設している「アサヒ飲料群馬工場」で「カルピス」などの飲料ペットボトルが製造されている様子の見学もできる。
また、工場の見学後には、実際に自分で「カルピス」の原液を好きな濃さで割って試飲することもできる。自分好みの濃さを探してみてはいかが?
見学者限定のギフトコーナーにはお土産も充実している。「カルピス」味のお菓子や「カルピス」の原液が1回分ずつ包装されている「カルピスプチ」をはじめ、ちょっとしたギフトにぴったりの商品が多く展開されている。また、「カルピス」柄に彩られたTシャツや文房具などの限定グッズも販売されているので、ぜひチェックしてみてほしい。
※「『カルピス』みらいのミュージアム」内の見学には見学ツアーの予約が必要です。詳しくは、公式サイトをチェックしてください。
■名水百選にも選ばれた清らかな水でリフレッシュ!出流原弁天池・磯山弁財天
池の中を優雅に泳ぐ鯉や水底の植物が揺らめく様子もはっきりと見えるほど、澄んだ水が湧き出る出流原弁天池(いずるはらべんてんいけ)。環境省が選ぶ「名水百選」にも認定されており、訪れた人から「モネの池のよう」と評される景色が広がっている。鮮やかな緑と清涼感を満喫できるので、これからの新緑が映える時季にはぴったりの場所だ。
出流原弁天池の近くの神社・磯山弁財天は、佐野七福神に数えられている出流原弁財天を祀(まつ)っている。石段を上がったところにある本殿は、鎌倉時代に再建されたといわれており、「釘を使わない」という昔の建築美を今に伝える貴重な建物となっている。高台の境内から見られる佐野市内の展望と合わせて、ぜひその目で楽しんでみよう。
出流原弁天池・磯山弁財天は、高速道路のインターチェンジから近いので、ドライブのついでに立ち寄るスポットとしてもおすすめだ。
暖かくなり、おでかけにもぴったりなこれからの時季。ドライブでも鉄道でも首都圏からアクセスがしやすい「両毛エリア」で個性豊かなスポットを巡ってみてはいかが?
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文=平岡大和
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