3月20日(木) 10:50
「子どもが、外出先で金額の大きな買い物をするためにカードを1日だけ貸したい」「子どもがインターネットで買い物をしたいからカードを貸して欲しいと言うので、短時間だけ貸した」
このような貸し借りは「家族間だし問題ないだろう」と思うかもしれません。しかし、相手が誰であれカードの貸し借りは厳禁とされているようです。
多くの場合、カード会社の利用規約(約款)上でも、本人以外が使用することを禁止する旨が記載されています。また、カードを他人に貸与・譲渡などするだけでなく、カード番号などの情報を人に教えることも禁止しています。
万が一、人に貸してトラブルになった場合、その責任はすべてカードの名義人である本人にあるとされます。例えば、許可した買い物以外のものを子どもがカードで購入したとしても、その補償はしてもらえない可能性があるということです。
家族のカードを利用した場合、さまざまなリスクがあります。
・知らない間に何らかの契約を結ばれてしまう
・家族に不正に利用されても補償されない
・利用規約に違反したとして、強制的に解約させられる
子どもに悪気がなかったとしても、インターネット上で気づかないうちに何らかの契約を結んでしまう可能性があります。この場合、家族の利用が理由であれば、カード会社は補償してくれないこともあるでしょう。
場合によっては、親自身も規約違反としてカードを使えなくなる可能性も考えられます。
家族間のカードトラブルを防ぐためには、しっかり管理することが大前提です。勝手に使われてしまうことのないよう、次のことにも注意しましょう。
・暗証番号やカード番号を教えない
・カードは常に持ち歩く
・利用明細はこまめにチェックする
ほかには、次のような方法もあります。
一般的に、18歳を過ぎると、年齢的には本人のクレジットカードを作れるようになります。
ただし、カード会社によっては高校生を除く18歳以上と条件を設定していることもあるので、高校卒業を機に持たせることを検討する方法もあるでしょう。
また、カードの発行にはリスクがともなう可能性があることも、親子で理解しておく必要があります。カードのしくみや注意点をしっかり伝え、マネーリテラシーを身に付けさせることがポイントです。
・ひと月当たりの利用限度額以上は使用できない
・口座にお金がなくても使えるが、引き落とし日に残高不足にならないように注意する
・リボ払いや分割払いは手数料がかかる
・暗証番号やカード番号を人に教えない
これらのことは、必ず説明しましょう。
まだ子ども専用のカードを持たせることは避けたい場合「家族カード」を発行して、一人ひとりカードを持つ方法があります。
家族カードは、クレジットカード所有者の家族を対象に発行できるクレジットカードのことを指すようです。本来よりも安い年会費で契約できたり、本会員と同様のサービスを受けられたりなどのメリットがあるとされています。
引き落とし口座は本会員と同様で、利用明細も本会員が確認できるため、使いすぎていないかなど管理もしやすくなる可能性があります。
クレジットカードは、自分の子どもだからといって貸すことはできません。万が一、トラブルになった際に補償がされない可能性や、強制的に解約される可能性があります。
カードを貸すことは、カード会社からの信用を失う行為だと考えられます。子どもがカードを使いたいときには、親が同行して支払うか、もしくは本人専用のカードや家族カードを作るなどして対応しましょう。
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー
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