3月20日(木) 10:10
一般社団法人日本鞄協会ランドセル工業会が1500人を対象に実施した「ランドセル購入に関する調査 2024年」によると、購入したランドセルの購入金額帯は表1のとおりです。
表1
購入金額帯 | 割合 |
---|---|
2万4999円以下 | 6.1% |
2万5000円~3万9999円 | 9.4% |
4万円~5万4999円 | 17.4% |
5万5000円~6万4900円 | 22.5% |
6万5000円以上 | 37.6% |
よく分からない | 6.5% |
出典:一般社団法人日本鞄協会ランドセル工業会「ランドセル購入に関する調査 2024年」を基に筆者作成
最も多かった購入金額帯は6万5000円以上という結果でした。なお、平均購入金額は5万9138円です。
年々物価は上昇しており、さまざまなものの価格が上がっています。ランドセルに関しては、購入金額がどのように変化しているのか、一般社団法人日本鞄協会ランドセル工業会の統計が残っている2018年から2024年までを比較してみましょう。
表2
調査年 | 平均購入金額 |
---|---|
2018年 | 5万1300円 |
2019年 | 5万2300円 |
2020年 | 5万3600円 |
2021年 | 5万5339円 |
2022年 | 5万6425円 |
2023年 | 5万8524円 |
2024年 | 5万9138円 |
※筆者作成
2018年から2024年までの6年間で7838円上昇しています。また、2018年に最も人気の購入金額帯は「4万円~5万4999円」と、2024年の6万5000円と比較してもおよそ1万円~2万5000円の開きがあります。このペースで行くと、平均購入額が6万円の大台を突破するのも、遠い未来ではなさそうです。
ランドセルの価格は、1万円前後から数十万円する種類まで、さまざまな価格帯があります。価格の差で、どのような部分に違いがあるのか比較してみましょう。今回は、比較的購入者の多い4万円台~6万円台と、4万円以下、7万円以上の3パターンで考えてみます。
4万円以下のランドセルは、海外製品や軽量でシンプルな人工皮革、型落ち製品などのほか、大手小売企業のプライベートブランドの商品などが多いようです。購入の際は、アフターサービスの内容などをチェックしたうえで購入するとよいでしょう。
購入者が多く、平均的な価格帯のため、各メーカーさまざまなタイプを発表しており、選択肢が豊富にあります。人工皮革や牛革の製品が多く、手縫いで縫製された国内製の商品が多いようです。
工房で作られた希少な商品や、国内メーカーでもハイブランドの製品などがラインアップされているようです。素材は牛革や馬革が多く、機能的にもこだわった製品も販売されています。
どの価格帯の商品を購入する場合でも、縫製や機能性、実際に背負った感じや使いやすさなどをチェックしながら購入するとよいでしょう。
一般社団法人日本鞄協会ランドセル工業会の「ランドセル購入に関する調査2024年」によると、ランドセルの平均購入金額は5万9138円です。平均購入金額は年々上がってきており、2018年から6年間で8000円近く上昇しています。
ランドセルの価格の差は、製品の素材や国産・海外産の違い、機能性などが関係しているようです。購入の際は、アフターサービスやデザイン、使いやすさなどをチェックするとよいでしょう。
一般社団法人日本鞄協会ランドセル工業会「ランドセル購入に関する調査 2024年」購入したランドセルの購入金額帯
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー
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