成長してる…/(C)しろやぎ秋吾/KADOKAWA
ただ幸せでいてくれたらいい。息子の誕生の瞬間に思うことは、それだけだったはずでした/すべては子どものためだと思ってた(1)
体の弱い息子のために、一体何ができる?
「子どものための正解」を探り続けた母の行く末とは。
未熟児として生まれた土井家の長男・こうたは、体が弱く自己主張もあまりしないタイプ。そんな息子に対し「特別じゃなくても普通の幸せをつかんでほしい」と願う母のくるみは、とあるきっかけで息子が小学校内でクラスメイトから下に見られがちなことを知ってしまいます。
「親が行動しないと子どもに普通の幸せを与えられない」そんな考えに取り憑かれた母は、息子の中学受験を決意。受験勉強を頑張るこうたのために様々な情報を仕入れてきますが、その思いが我が子を、そして家族を次第に追い詰めていき…?
毒親問題に切り込むエピソードをお送りします。
※本記事はしろやぎ秋吾著の書籍『すべては子どものためだと思ってた』から一部抜粋・編集しました。
■成長
著=しろやぎ秋吾/『すべては子どものためだと思ってた』
【関連記事】
・
絶対にバレないようにする。子どもの成長を願うあまりの母の行動/すべては子どものためだと思ってた(7)
・
「ありのままでいい」なんて言っておいて、夫も息子を誰かと比較してる/すべては子どものためだと思ってた(6)
・
ただ幸せでいてくれたらいい。息子の誕生の瞬間に思ったことは、それだけだったはずでした/すべては子どものためだと思ってた(1)
・
0歳で引き取られ、里親のもとで育ったけれど。自分だけ苗字が違うことに抱く疎外感/私の人生を食べる母(1)
・
雨の夜に起きた事件が明るみに。ニュースに映る容疑者を見て驚愕/望まれて生まれてきたあなたへ(1)
