3月20日(木) 10:30
デビットカードは、自身の銀行口座に紐(ひも)づいているカードを指すといわれています。クレジットカードとは異なる特徴やメリットがあり、賢く使うことで、お金の使いすぎなどを防げる可能性があります。
デビットカードは、商品を購入する店舗でカードを読み取ると、即座に自身の銀行口座から引き落とされる「即時払い式」の決済方法です。支払い回数は1回のみで、口座残高分しか利用できない仕組みとされています。デビットカードのメリットは、次の内容が挙げられます。
・使いすぎることがない
・カード作成時に審査がない
・プリペイドカードのようにチャージの必要がない
クレジットカードのように、支払い回数の変更はできず「現金を持ち歩かずに済む」というシンプルな決済方法とされているようです。
使い方は現金に近いことや、使いすぎを防げる可能性があることなどから、次のような人は、デビットカードが向いているといえそうです。
・ついつい買い物でお金を使いすぎてしまうことが不安
・現金に近い形でカードを利用したい
・小銭を持ち歩きたくない
また、普段頻繁に銀行口座から現金を引き下ろしている人は、デビットカードを使うことで、手数料の負担を減らせる可能性があるでしょう。
キャッシュレス決済の中では、クレジットカードがもっとも普及しているといえるでしょう。ひと月あたりの利用限度額が定められており、その金額内であれば自由に使えます。
あらためて、特徴やメリット、向いている人を確認してみましょう。
クレジットカードは、商品を購入後にカード会社から支払い請求が送られてくる「後払い式」の決済方法です。購入代金は一時的にカード会社が立て替えており、1ヶ月から2ヶ月後に購入した分を合算して後から請求され、銀行口座などから引き落とされます。
なお、カードを作る際には事前審査があり、通らなければカードは作れないといわれています。クレジットカードのメリットは次のことが考えられます。
・手持ちの資金がなくても購入できる
・一括払い以外にも支払い方法を選択できる
・ポイントがたまる
・ETCカードや保険など付帯するサービスを受けられる
分割払いやリボ払いなど、支払い方法を選べる点は魅力ではありますが、つい使いすぎてしまったり、手数料が発生したりする点には注意が必要です。
クレジットカードは、給料日前など手持ちのお金が少ない人や、大きな買い物をしたい人などに向いている可能性があります。また「お金の管理をしたいけれど、家計簿をつけるのは面倒」といった人も、クレジットカードと連携できる家計簿アプリなどを使うことで、簡単に管理ができるようになることもあるようです。
どちらのカードもそれぞれ特徴があるため、上手に使い分けてもよいでしょう。
キャッシュレス決済ができるカードには、デビットカードやクレジットカードなどがあります。デビットカードは決済するとすぐに銀行口座から引き落とされる「即時払い式」で、クレジットカードはカード会社が立て替えた分を後日支払う「後払い式」となっています。
それぞれの特徴やメリットを理解し、うまく使い分けてみてください。
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー
【関連記事】
クレジットカードの使い分け方法を伝授! 2枚・3枚持ちが最強!