のん、11年ぶり“地上波ドラマ”に!独特な私服のファッションセンスを、スタイリストが解説します

のんInstagramより@non_kamo_ne

のん、11年ぶり“地上波ドラマ”に!独特な私服のファッションセンスを、スタイリストが解説します

3月19日(水) 23:47

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11年ぶりに、のん(31)を地上波ドラマで見られる! 2025年4月期の日曜劇場『キャスター』(TBS系)にのんが出演することを、2月末の『女性セブン』が報じて大きな話題になりました。3月中旬時点で番組HPには載っておらず、何回ぐらい登場するのかわかりませんが、同誌によると、あのSTAP細胞騒動の小保方晴子さんをモデルにした役だそう。期待が高まります!

事務所独立トラブルで、能年玲奈→のんと改名を余儀なくされて、テレビから遠ざかっていた彼女。とはいえ、すでに映画や配信ドラマ、雑誌、音楽活動、ブランド運営と大活躍しており、ファッションリーダーとも見なされています。

今回は、のんのInstagramから私服をいくつか取りあげ、独自のセンスに注目してみました(以下、スタイリスト大日方理子さんの寄稿)。

ヴィンテージっぽい×尖ったデザイン



MASU(エムエーエスユー)のジャケットとはセレクトショップで出会った、とインタビューで話していました。デザイナーの後藤愼平(ごとうしんぺい)さんはヴィンテージの服が好きだそうで、ディティールにこだわったヴィンテージライクなデザインが人気です。メンズとレディースは分かれておらず、ユニセックスで着られるサイズ展開になっています。

コットンのボディに素材違いの襟がついたカバーオールのジャケットは、Barbour(バブアー※)の人気再燃に伴い去年あたりから流行しています。のんさんが選んだジャケットもカバーオールのデザインですが、ピンクのエンボス加工のクモの巣柄、襟はエナメル素材とセンスの尖ったもの(オンラインショップでは、3月18日時点で、半額の36,300円になってました)。

こんなに個性的なアイテムをさらっと着こなしてしまうあたり、タダ者ではありません!

※バブアー:1894年、イングランド北東部の港町サウスシールズで創業したブランド。アウタージャケットが有名

「ぶかぶか大好き」ボーイッシュな装い



「ぶかぶか大好き」と投稿していたトップスはMaison MIHARA YASUHIRO(メゾン ミハラヤスヒロ)の商品でした。デザイナーは三原康裕(みはらやすひろ)さん。靴からスタートした珍しいブランドですが、パリコレに参加するなど服も人気です。芸能人やミュージシャンにファンが多いイメージがあります。

大胆なカットアウトが入ったブラックデニムと合わせていて、上下ともに個性的ですが、色数を抑えてバランスよく着こなしていました。装いがボーイッシュな分、のんさんのキュートさが際立っています。

ルールに縛られない組み合わせ



マフラー付きのニットはMAISON SPECIAL(メゾンスペシャル)の商品のようです(オンラインショップで16,940円)。チームでデザインを担当している日本のファッションブランドです。チームのメンバーが自分が着たいと思う服を企画しているそうで、一癖あるデザインにハマる人が多いとか。私も新作やSALE商品をついつい見てしまいます。2023年にはZARAとのコラボレーションも話題になりました。

のんさんは体のラインが出ないダボっとしたシルエットの私服が多いので、細身のニットは珍しいと思いました。マフラーが左右に垂れているところにイヤーフラップ付きのニット帽を合わせるのは難易度の高いコーディネートですが、ルールやセオリーに縛られない、自由な方なのだと思いました。ファッションを楽しんでいるのが伝わってきます。

日本ブランドが好き?



今回はたまたまピックアップした3着はどれも日本ブランドの服でした。日本ブランドばかり置いてあるセレクトショップSTUDIOUS(ステュディオス)は好きそうだと思います。

のんさんは、自ら主演・脚本・監督を務めた映画の制作、CDを自主レーベルから発売するなどの音楽活動のほか、絵を描きアートグッズにして販売する三毛&カリントウ(ミケアンドカリントウ)や、ステージ衣装からギターストラップなど1点ものを制作するアップサイクルブランドOUIOU(ウィ・ユー)のプロデュースなど、独自の世界観を持った人です。

「不思議ちゃん」という自覚はあるらしく、自身のYouTubeチャンネルの名称を決める際には「(風変わりな名称にすると)やっぱり不思議ちゃんなんだと思われる(笑)」と発言していました。自由な生き方はそのままファッションにも現れるのだと思いました。これからもとことん「好き」を突き詰めて、のんさんの道を突っ走ってほしいと思います。

<文/大日方理子>

【大日方理子】
(おびなた・りこ)スタイリスト。1979年生まれ、お茶の水女子大学卒。『Ray』などの女性誌やテレビでスタイリストを務める。きれいめからカジュアルまで、今の気分を取り入れたスタイリングが得意。骨格診断アドバイザー。猫背改善で身長149cm→151cmに。中学生の女の子がいる1児の母でもある。公式HP

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