【写真】20年ぶりに新しい役柄を演じたエレン・ポンピオ実話を基にした衝撃のドラマシリーズ「グッド・アメリカン・ファミリー」(全8話)が3月19日よりディズニープラスにて配信。配信を記念し、主演・製作総指揮を務めたエレン・ポンピオからコメントと日本のファンへメッセージが到着。併せて、「人生の最期にシたいコト」などディズニープラスで配信される新作海外ドラマも紹介する。
■「グッド・アメリカン・ファミリー」とは
同作は、「グレイズ・アナトミー」のエレン・ポンピオ主演・製作総指揮、珍しい低身長症の少女を養子に迎えた夫婦から着想を得た最新ドラマシリーズ。
アメリカに暮らすバーネット夫妻は、先天性小人症である7歳の少女ナタリア・グレースを養子に迎えることに。3人の子と一緒にナタリアを育て始めた夫妻だったが、次第に彼女の年齢や生い立ちに謎が浮上し、夫婦は彼女の正体を疑いだす。やがてバーネット夫婦は脅威となってしまった娘から家族を守るべくナタリアにつらく当たるようになり、物語は思わぬ方向へ向かう。
全8話からなる「グッド・アメリカン・ファミリー」は、家族側、娘側の双方の主張を基に製作されており、同一の出来事もお互いの視点によって、全く違う解釈や見解が生まれているのもポイント。果たしてどちらの言い分が真実なのか、そもそも、待望の養女との関係がなぜこんなにもこじれてしまったのか。そして、誰もが気になるナタリアの“正体”が次第に明らかになる。
■エレン・ポンピオがコメント「20年ぶりの新しい役で演じるのがとても難しかった」
ーー「グッド・アメリカン・ファミリー」は実話に基づいていますが、演じる上で難しかった部分はありましたか?また、演技で心がけたことは何ですか?
20年ぶりの新しい役だったので、演じるのがとても難しかったです。とても激しくて、子供に対して意地悪なキャラクターを演じるのは、とてもチャレンジングでした。実は、撮影を始める直前に、私のとても親しい友人が亡くなったんです。私は彼が亡くなったことについてとても怒っていました。亡くなる必要はなかったと思っていました。そして、撮影中、(演技で)怒りを表現する必要があったり、フラストレーションや悲しみを表現する必要があったときに、その怒りの感情を利用したんです。亡くなった友人のことを思い出し、その感情を演技にぶつけることが役に立ちました。
ーー「グレイズ・アナトミー」のメレディス・グレイ以外の役を演じるのは20年ぶりだったと仰りましたが、別のキャラクターを演じるのがチャレンジングである以外に、何年もたってからこういった違うキャラクターにアプローチするのはいかがでしたか?
クリエイティブ面では、とても自由で素晴らしかったです。そして良い意味で、全てがチャレンジングでした。私は今回演じたキャラクターになりきらないといけませんでした。そして、私にとって、それは理想的な状況でした。なぜなら、見た目を変えたり、話し方を変えたり、服装を変えたりすることが許されていたからです。そして、この新しい役柄の中に隠れて、ファンのために何か全く違うものを作ることができたのです。

■エレン・ポンピオ「私は日本が大好きです」
ーー娘役を演じたイモジェン・フェイス・リードの演技も素晴らしかったですが、彼女との仕事はいかがでしたか?
彼女について言及していただきありがとうございます。私もそう思います。イモジェンは素晴らしいです。そして、イモジェンは、当時25歳だったと思います。たしか彼女が(撮影中に)誕生日を迎えたんです。今回の役は、彼女にとって初めての主役でした。この業界で長年働いてきたマーク・デュプラスと私は、この表現が正しいかどうか分かりませんが、おそらく(この仕事に)ちょっと疲れていると言ってもいいかもしれません。
新しいプロジェクトを始めることに興奮している一方で、私たちは長い間この仕事をやってきた疲れが見えていました。しかしイミー(イモジェンの愛称)にとって、これは初の主役でした。私たちがこんなに激しい題材を演じているにもかかわらず、彼女は毎日、活気と熱意を撮影現場にもたらしてくれました。彼女はいつでもすごく興奮していて、すごく前向きで、幸せそうに現場に来ていました。俳優は、ちょっと暗い気持ちになることもあるんです(笑)。特に、暗いキャラクターを演じる場合はそうなんです。だから、彼女のエネルギーと明るさはまさに私たちが必要としていたものでした。
なぜなら、私たちが描いているものには目に見えない舞台裏もありますし、私たちが今回演じているのは壊れた人間たちなんです。日本には金継ぎ(壊れた陶器を直す技法)という芸術があります。私たちにとって、彼女はまさに壊れた物を直す金のような存在でした。私たちの間に入った亀裂を全て元に戻すような役割でした。彼女は私たちを一つにまとめる輝く金のような存在だったので、私は彼女にとても感謝しています。
ーー日本の人たちは「グレイズ・アナトミー」が大好きです。「グッド・アメリカン・ファミリー」の配信を楽しみにしている日本のファンや視聴者にメッセージを頂けますか?
私は日本が大好きです。私たちのクリエイターの一人であるケイティ(・ロビンス)は、この番組を始める直前に日本で別の番組を撮影するため、1年間日本に住んでいました。そんなケイトは毎日、最高にかっこいい服を着て(現場に)やって来ていました。なので私は彼女にこう尋ねました。「その靴はどこで手に入れたの?」と。そして彼女はこう言うんです。「日本よ」と。
私は日本に一度行ったことがあります。そして、本当に大好きでした。私はこんなに温かい人々に出会ったことはありませんでした。そして、また(日本に)戻って、もっとおいしい料理を食べて、あなたたちの美しい文化を楽しむ機会があればいいなと願っています。そして…「ハロー、ジャパン!近いうちにお会いできることを楽しみにしています!」。

■ディズニープラスの注目作品を紹介
「ハイ・ポテンシャル」
IQ160の頭脳を持つシングルマザーのモーガン(ケイトリン・オルソン)が型破りな才能で、融通の利かないベテラン刑事カラデック(ダニエル・サンジャタ)と一緒に犯罪を解決していくクライムドラマ。

「パラダイス」
ジェームズ・マースデンら出演のクライムサスペンス。国家最高機密情報担当の捜査官ザビエル(スターリング・K・ブラウン)は、大統領の凄惨(せいさん)な殺害現場の第一発見者となり、容疑者として追及されることに。うそをついているのは誰か、そして大統領殺害の裏に隠された真実が次第に明らかになる。

「9-1-1:LONE STAR」シーズン5
緊急救命の最前線を描く、大ヒットレスキュー・アクション「9-1-1 LA 救命最前線」のスピンオフシリーズが、ついに最終シーズンに突入。9.11のマンハッタンの消防署で唯一の生存者であるオーウェン(ロブ・ロウ)は、心身ともに傷を負いながらも、同じような悲劇が起こり閉鎖された消防署の再建に尽力する。隊員同士の衝突と友情、家族愛など繊細に描かれる心の葛藤と救済。そしてチームの絆でかけがえのない命を救う人間模様に心が熱く揺さぶられる。

「コンビニ・ボーイズ」
パキスタン系アメリカ人の甘やかされて育った兄弟ラジとミル・ダーは、デリカテッセンの王として君臨していた父親が急死したことで全てを失う。それと同時に父親が企業王というよりも麻薬王であったことを知る。兄弟は裏社会の‟ババ”の役割を引き継ごうとして、ババの秘密の犯罪生活に向き合うことを余儀なくされる。

「人生の最期にシたいコト」
アカデミー賞やゴールデングローブ賞など名だたるアワードで多数のノミネート歴を誇る実力派女優ミシェル・ウィリアムズ主演のミニシリーズ。転移性乳がんと診断されたモリー(ミシェル・ウィリアムズ)は、15年間連れ添った夫を捨て、自身のセクシュアリティを探求し始める。

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