※このお話は作者ツムママさんに寄せられたエピソードをもとに脚色を加え再構成しています。
■これまでのあらすじ
母親から「出来損ない」と言われ育てられたトラウマから、完璧な母親になり娘を完璧な子に育てるという考えに囚われてしまったペキ子。2歳になっても娘に言葉が出ないことから、娘の将来を考えてある失敗をしてしまう。この出来事によってペキ子はやっと娘がしゃべれなくても、どんな子でも愛しているという考えに行き着くのだった。しかし夫の優一がこの一部始終を見てしまい、ペキ子に娘から離れるよう告げるが…。
■妻はどうしたいのか?
■ずっと愛していた…
■夫の本音は…?
ペキ子が優一に、完璧かどうかは関係なく娘を愛していると訴えます。
すると優一は「それは知っていた」と言い、ペキ子の愛を「無償の愛」以外の何物ではないと言い切るのでした。
そして…。
「完璧じゃなくても愛せる」ということを、完璧にこだわっている最中のペキ子に自分が言っても納得してくれないだろうし、「長期戦で見て行くしかない」と思っていたと告白するのでした。しかも「離婚は正直何度も考えた」と言い…。
みんなに「離婚しろ」と言われても、かたくなに「しない!」って返していた優一が、内心では離婚したいと思ってたとは…。
実は彼が1番頑張っていたのかもしれないですね…。
※実話をベースとしたフィクションです。症状を説明したり、医学的・科学的な根拠を保証したりするものではありません。気になる症状がある場合は医師にご相談ください。
(ツムママ)
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