東日本大震災から14年。農林水産省の「あふ食堂」など霞が関の職員食堂では、3月14日まで、宮城や福島県の水産物を使った特別メニューが並んでいる。マグロカツやカツオカツ、イワシハンバーグなど、日本の豊かな水産資源を再認識できるメニューだ。
宮城県の北東端に位置する気仙沼市は、海産物が豊富で水揚げ量が多いが、震災で甚大な被害を受けた。食堂で食べられるのは、この気仙沼を拠点にするヤヨイサンフーズ(SANKO MARKETING FOODS・東京)のメニューだ。震災当時は煮魚や焼き魚などの水産加工品や畜産加工品を製造していたが、津波で製造棟や倉庫はすべて消失。2020年に旧工場から南へ直線約4kmの場所に新しい工場を建設した。東日本大震災級の大津波でも浸水しない高さ、強固な岩盤の場所だという。
マグロカツは「ビンナガマグロ」で、肉質は柔らかくクセのない味が特徴。カツオカツのカツオは気仙沼漁港での魚種別水揚げ数量1位だ。ハンバーグには宮城県産イワシを使用し、仙台みそやショウガ、ニンニクで臭みを抑えた“さんが焼き風”。
このメニューは、財務省や法務省、外務省、防衛省の食堂でも提供されているが、職員以外の一般が入れるのは農水省の食堂のみだ。

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