役所広司が、アジア全域版アカデミー賞「第18回アジア・フィルム・アワード」(以下AFA)にて、「特別功労賞(Lifetime Achievement Award)」を授与されることがわかった。
「特別功労賞」は、アジアの映画界において長年にわたり功績を残し、多大なる影響を与えた映画人を称える「AFA特別賞」の最高賞。日本人としての受賞は、第2回(2008)の山田洋次監督、第10回(16)の樹木希林さんに続く、3人目、9年ぶりの受賞となる。本賞は、チャン・イーモウ監督(中国)、監督で俳優のサモ・ハン(香港)、イ・チャンドン監督(韓国)、ホウ・シャオシェン監督(台湾)、アン・ホイ監督(香港)などアジアの名だたる映画人が受賞している。
今回の「特別功労賞」は、役所の卓越したキャリア、そして物語を紡ぐことへの揺るぎない情熱を称えるもので、これまで築いてきた軌跡への敬意であり、これから広がる可能性への期待を込めている。
役所は、これまでに「十三人の刺客」(10)、「わが母の記」(11)、「孤狼の血」(19)、「PERFECT DAYS」(23)で主演男優賞にノミネート。「孤狼の血」と「PERFECT DAYS」で、トニー・レオン(香港)、イ・ビョンホン(韓国)と並ぶ最多、2度の最優秀主演男優賞を受賞している。
役所は「第18回アジア・フィルム・アワードの特別功労賞受賞の報告を受け、これまでの受賞者の名前を聞き、その錚々たる顔ぶれに震えました。大変光栄に思います。この賞をいただき、残された俳優生活の中で、少しでも良い仕事ができるよう、励みます。ありがとうございました。3月16日、皆さまにお会いできることを、楽しみにしています」をコメントを寄せている。
AFAの授賞式は、香港・西九龍(ウエストカオルーン)文化地区の戯曲センター(Xiqu Centre)にて、3月16日に開催予定。役所も授賞式に登壇を予定し、前日の15日の「PERFECT DAYS」上映イベントにも参加し、香港のファンと交流する。
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