唐沢寿明“庵野”「この私がすべてお預かりいたします」を鮮やかに回収する驚きに満ちた最終回<プライベートバンカー>

庵野(唐沢寿明)が最後まで驚きの“スキーム”を見せる/(C)テレビ朝日

唐沢寿明“庵野”「この私がすべてお預かりいたします」を鮮やかに回収する驚きに満ちた最終回<プライベートバンカー>

3月7日(金) 1:57

庵野(唐沢寿明)が最後まで驚きの“スキーム”を見せる
【写真】髪型が変化した美琴(夏木マリ)

唐沢寿明が主演を務めるマネーサスペンスドラマ「プライベートバンカー」(毎週木曜夜9:00-9:54、テレビ朝日系)の第9話が3月6日に放送された。庵野(唐沢)が天宮寺一族の資産をどう守るのかが描かれ、視聴者から「そうきたか」の声が相次ぐ驚きの最終回となった。(以下、ネタバレを含みます)

■大富豪の資産を守るためなら“何でもやる”プライベートバンカーの活躍を描く

プライベートバンカーとは、富裕層を相手に資産管理や資産形成の助言を行うスペシャリスト、いわば“マネーのプロフェッショナル”。

唐澤は、圧倒的な金融知識と人脈を持つ“悪魔的”凄腕プライベートバンカーの庵野甲一を演じる。ビジネスの助言から家族間のもめごとまで、富や権力、名声を持つ富豪たちの資産や利益を守るためなら何でもやる存在。相続争いや愛人問題、裏金疑惑など、一家に渦巻く“金”にまつわる数々の問題を、卓越した金融スキルと、ときに罠や裏切り、巧妙な戦略など予測できない手法で鮮やかに打破していく。

庵野に一族のプライベートバンカーになることを依頼する資産7000億の大富豪で、外食業界のトップに君臨する「天宮寺アイナグループ」社長・天宮寺丈洋を橋爪功、経営の実権を握る副社長・天宮寺美琴を夏木マリ、天宮寺家の長男・努を安井順平、その妻・果澄をMEGUMI、天宮寺家の長女・沙織を土屋アンナ、次男・昴を吉田ウーロン太が演じる。また、庵野が信頼する助手・御子柴修に上杉柊平、庵野との出会いをきっかけに金融知識を身につけていくだんご店の二代目社長・飯田久美子に鈴木保奈美が扮(ふん)する。


■庵野が身内であるはずの御子柴も驚く展開を見せる

美琴の不正な地上げが公になったことをきっかけに、天宮寺アイナグループが存続の危機に陥ったが、庵野や御子柴、久美子の活躍もあって、事態は収拾。ところが、丈洋は美琴たちに黙って、財産の大半をつぎ込んで若手事業家たちを支援する公益財団法人を設立した。

財団に入れた資産は、その活動の用途にしか使えず、一族の相続の対象外になってしまう。ということは遺産が入らないということだ。美琴は財団の株ごと奪うため、丈洋を解任して自分が理事長に就こうと、財団の理事でもある子どもたちに協力を求める。全理事が集まった決議の場で丈洋が解任され、ほくそ笑む美琴。だが、美琴の新理事長は否決されてしまう。

すると庵野が立候補し、沙織たち以外の理事の賛成を得て、新理事長に就任した。これには御子柴も「庵野さん、どうして…」と驚いた。


■最後に初回登場の人物の正体が明らかに

そして天宮寺アイナグループの株を2%分買い集めていた庵野は、財団の株と合わせてグループの過半数の株を持つ株主に。その権利で、美琴ら天宮寺一族全員をクビにした。

ここまでのことは丈洋が庵野に頼んだことで、庵野いわく「一族経営脱却スキーム」。資産があることでの一族の醜い争いをやめさせたかったのだ。

さらに驚きは続く。丈洋はグループの後継者に久美子を指名。庵野も自分の元で金融を学ぶ久美子の姿から適正だと感じていた。

また、ラストでさらなる驚きが。久美子が営む「だんごの鶴松」の常連・京極(五頭岳夫)が実は大富豪で、庵野が彼のプライベートバンカーを務めていたのだ。久美子が天宮寺アイナグループの社長になり、団子店もグループに合併したことで、「これであなたのお好きなだんごの鶴松を持続的な企業へと成長させられました」と庵野。そして「今、だんごの鶴松を買い取れば、もれなく天宮寺アイナグループもついてきます。京極様、いかがなさいますか」と怪しく問い掛け、京極が庵野と契約更新するところで終幕した。

初回からすべてつながって、さまざまなことが鮮やかに回収された最終回。SNSには庵野が財団の理事長職に就く段階で「この展開は予想外だった!」「そうきたか」と驚きの声が上がり、庵野のおなじみの言葉「この私がすべてお預かりいたします」にかけて「ほんとに全部預かっちゃった」との投稿も。そして「伏線回収がエグすぎる」「大どんでん返し」「おもしろかった!」と展開を楽しんだ感想が寄せられた。

そんな中、放送終了後も多くの視聴者が困惑しているのは、天宮寺家の執事・加藤(山本栄司)の存在だ。初回から登場し、眼帯をした執事として美琴の後ろに控えていた加藤。最終回では、その眼帯を取ると、眼帯の内側にICチップが隠されていた。庵野の手下か、それとも京極の関係者か、はっきりと明示されなかったこともあって、続編を期待する声も上がっている。

◆文=ザテレビジョンドラマ部



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