3月5日(水) 1:00
お弁当を手作りする場合、1回あたりの平均費用は約222.3円とされています。ただし、地域によって金額に差があります。
株式会社ニチレイフーズの「全国お弁当事情に関する調査2024」によると、最も高いのは沖縄県で273.6円、次いで福島県が261.2円、福岡県が258.5円です。なお、最も費用を抑えているのは群馬県で、平均168.2円という結果になりました。
一方、外食のランチは店舗やエリアによって異なりますが、一般的に500~1000円ほどかかります。また、コンビニエンスストアやスーパーでお弁当を購入すると、300〜600円程度が相場です。
手作り弁当はコストを抑えて、内容を自由に決められる点がメリットです。
毎日のお弁当作りは節約につながりますが、食材費や手間を考えると負担に感じることもあるでしょう。無理なく続けるためには、買い物の仕方や作り方を工夫する必要があります。
手作り弁当で無理なく節約するには、買い物の仕方を工夫することが大切です。例えば、週に1日「買い物をしない日」を設けるだけでも、無駄な出費を防げます。
また、毎日こまめに買い物をするよりも、週に2回ほどまとめ買いをするのがおすすめです。一度の買い物で数日分の食材を購入すれば、余計な衝動買いや無駄遣いを減らせます。
お弁当作りを節約しながら続けるには、家の食事を上手に活用するのがポイントです。
お弁当用のおかずを作るとなると手間に感じますが、少し多めに作っておいたおかずを弁当箱に詰めるだけなら負担も軽減できます。作りたてのおかずを冷蔵や冷凍しておくことで、翌朝の準備がさらに楽になるでしょう。
ニチレイフーズが行った同調査の「人気のお弁当のおかずランキング」では、1位「鶏の唐揚げ」、2位「卵焼き」、3位「ハンバーグ」という結果になりました。
鶏の唐揚げ・卵焼き・ハンバーグの3品は味の満足度が高く、お弁当の主役として重宝されています。
鶏の唐揚げは、大人から子どもまで幅広い世代に愛される定番のお弁当おかずです。ただし、朝から揚げ物をするのは手間がかかります。
手間を省くためには、フライパンで少量の油を使って揚げ焼きにしましょう。後片付けが簡単で時短にもなります。
卵焼きはお弁当に欠かせない定番のおかずですが、作り方や味付けは家庭ごとに違います。毎日同じ味だと飽きがくることも珍しくありません。
ホウレンソウやチーズを加えると彩りがよくなり、食感や風味も変わって新鮮な味わいになります。具材をプラスしてアレンジを楽しむのもおすすめです。
朝からハンバーグを作るには時間がかかります。前日のうちに成形して焼いておけば、翌朝に温めてソースを絡めるだけで済みます。
また、時間のあるときに多めに作って冷凍しておくと、必要なときに解凍してすぐ使えるので便利です。
手作りのお弁当は、一食あたりの平均費用が約222円と低コストで済むうえ、好きな食材や栄養バランスを考えて作れるのが大きな魅力です。無理なく節約するためには、適度に食材をまとめ買いしたり、夕食の残りを上手く活用したりするのが効果的です。
人気のおかずランキングでは鶏の唐揚げが1位、卵焼きが2位、ハンバーグが3位と、おなじみのメニューが上位を占めています。お弁当のおかずに迷ったときは、取り入れるのがおすすめです。人気のおかずを入れつつ、手間をかけすぎずにおいしいお弁当を作りましょう。
ニチレイフーズ「全国お弁当事情に関する調査2024」
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー
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