恋愛・婚活アドバイザーのこめだゆきです。これまで3500名以上の女性をサポートしてきました。
かつてはネガティブで彼への依存が激しい「ブス彼女」だった筆者。自分と向き合うことで「人は変われる」を自ら体感してきた経験から、誰も教えてくれない「幸せな結婚を叶えるために重要なこと」を、相談事例を通してお伝えします。
詩織さん(35歳・仮名)は、夫と2人暮らしの共働き夫婦。
「子どもができるまでは、お互いフルタイムで働く」というスタンスで生活をしています。
しかし、そんな詩織さんからは、初対面でもわかるくらいのイライラ感が……。険しい表情に、どこか近寄りがたい印象でした。
「なんで私ばっかり……」とイライラが止まらない女性
「仕事も忙しいのに、家のことはわたしがほとんどやっています。旦那にお願いしても、指示しないとできないし、中途半端だったり効率が悪かったりで結局やり直す羽目になるんです。その間、旦那はゲームをしてたり出かけてたり……本当に腹が立つ!」
詩織さんの言葉は止まらず、夫への不満が次々と溢れ出しました。
話を聞いていると、詩織さんの気持ちは「私ばっかり……」の一言に集約されているようでした。
でも、そのままの感情で過ごしてしまうと、2人の関係はどんどんすり減っていきます。離婚していない夫婦でも、仲が悪いまま関係を続けているケースは少なくありません。
表面上は一緒に暮らしていても、心が離れてしまっている……そんな状態では、お互いがただ疲れてしまいますよね。
そこで、筆者は詩織さんに5つの考え方を伝えました。
① 2人が笑顔でいられることを最優先に
結婚は本来、幸せになるための選択。
にもかかわらず、お互いを消耗させる関係になるのは本末転倒です。
どんな状況でも「2人が笑顔でいられること」を共通テーマにすると、不思議とケンカをしている暇なんてなくなりますよ。
②「どっちがどれだけ競争」をやめる
「どっちの方が稼いでいる」
「どっちの方が家事をしている」
こうした比較を始めた瞬間、夫婦関係は対等ではなくなります。
上下関係が生まれると、不満はどんどん溜まり、愛情は薄れていくばかり。
夫婦円満の秘訣は、どこまでも対等な関係でいることです。
③「したくないこと」をしない
「嫌だな」と思うことを無理に続けていませんか?
筆者はこれを「MGG(無理・我慢・頑張る)」と呼びますが、MGGが続くと心が麻痺し、自分の本音すらわからなくなります。
どんな小さなことでも、「したくないこと」はできるだけ手放してみてください。
例えば、掃除が苦手なら家事代行を取り入れるなど、「2人がラクになる方法」を考えるのも大切な一歩です。
④ パートナーと本音で話す
夫婦関係は究極の人間関係。どんなに不満があっても、第三者に愚痴るだけでは何も解決しません。
「パートナーに伝えたいことは、パートナーに伝える」。とてもシンプルですが、意外とこれができていない人が多いもの。
少し勇気がいることでも、早めに伝えるように心がけましょう。
⑤ 自分の幸せは自分で作る
「なんで○○してくれないの?」
「なんでわかってくれないの?」
こうした不満の根底には、「期待」や「コントロールしたい気持ち」が隠れています。
でも、他人を自分の思い通りにするのは不可能です。
「わたしの幸せはわたし次第」
この意識を持てば、他人に振り回されずに柔軟に幸せを選べるようになります。
詩織さんの変化「丁寧に話し合うように」
この5つを実践した詩織さんは、夫婦関係に少しずつ変化を感じ始めました。
「これまでは『察してほしい』『当然わかるでしょ』と思っていたけれど、旦那にちゃんと伝えられていなかったことに気付きました。今では小さな誤解やすれ違いを丁寧に話し合うようにしています。そうすることで、余計なケンカを減らすことができました」
もしこの5つを実践していなかったら、詩織さん夫妻は離婚の危機に直面していたかもしれません。
離婚に至る夫婦は決して少なくありません。離婚していなくても、不仲のまま心を閉ざしている夫婦も多いと言われています。
でも、一度きりの人生、イライラし続けるのはもったいないと思いませんか?
相手を変えるのは難しいけれど、自分が変わることで相手に良い影響を与えることはできます。
あなたも「自分の幸せ」を見つけてみませんか?
<文/こめだゆき>
【こめだゆき】
恋愛・婚活アドバイザー。毒親育ちから自己肯定感が低く、長年恋愛依存で苦しむ。自己改革の末、今の夫と復縁し結婚。主催する講座、オンラインサロンには全国から多数の婚活女性が集まる。ブログ、Instagram:@komeda.yuki
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