3月1日(土) 14:30
ランドセルは「誰が買わなければならないもの」と決まっているわけではないため、家庭によってさまざまでしょう。
一般社団法人 日本鞄協会 ランドセル工業会が発表している「ランドセル購入に関する調査 2024年」によると、購入したランドセルの支払者は「両親」が最も多く42.5%を占めており、次いで「父方の祖父母」が27.6%、「母方の祖父母」が26.9%となっております。「父方の祖父母」と「母方の祖父母」の割合はほぼ変わらないため、どちらが購入するかは状況しだいといえるかもしれません。
例えば、地域性や祖父母との関係性などが影響してくる可能性もあるので、両方の祖父母が購入を希望した場合は、よく話し合って決めることをおすすめします。
なぜ祖父母が孫にランドセルを買ってあげたいと考えるのか、その理由には「入学祝いとしてプレゼントしたい」というもの以外にも、「孫の親である息子や娘への援助として買ってあげたい」「孫の育児に参加したい」などがあるようです。
ランドセルの購入は入学する本人にとってもその親にとっても一大イベントである可能性が高く、そのイベントに参加することに喜びを感じる祖父母も多いのかもしれません。
また「入学祝いとしてお金を渡すよりも気を遣われにくい」という理由でランドセルの購入を希望する祖父母もいるでしょう。
自分の子どものランドセルを自分の親や義理の親に買ってもらうにあたって、ランドセルの費用についても確認しておきましょう。
前述のアンケート調査の結果によると、最も多かった金額帯が「6万5000円以上」で、「5万5000円~6万4999円」「4万~5万4999円」と続いています。高価なものには「丈夫で軽い」などのイメージがあり、6年間使う可能性があることも考えて出資する祖父母も多いのかもしれません。
父方と母方の祖父母の両方がランドセル購入を希望し、どちらに買ってもらうかでもめてしまうことがあるようなら、両方から気持ちよく入学を祝ってもらうために対処法を考えた方がよいでしょう。
例えば、どちらかの祖父母にランドセルを買ってもらう代わりに、もう一方には同じくらいの金額の学習机を買ってもらうのもよいかもしれません。学習机はランドセル同様に長く使う可能性のあるものなので、お祝いとしてプレゼントするのに適しているでしょう。
また、最近は学校でもパソコンやタブレットを使った授業をおこなうことが増えてきているため、子ども用のパソコンやタブレットを購入してもらう方法もよいかもしれません。
子どもの小学校入学にあたって、父方・母方どちらの親もランドセルの購入を希望されるケースは珍しくないのかもしれません。
今回参照したアンケート調査の結果によると「父方」と「母方」の割合はほとんど変わらないため「どちらに買ってもらうことが一般的」ということはないと考えられます。
もめることなく入学祝いをもらえるよう、どちらかにランドセルを買ってもらい、もう一方に学習机を買ってもらうなど、気持ちよくお祝いしてもらえるようしっかり話し合うとよいでしょう。
一般社団法人 日本鞄協会 ランドセル工業会 ランドセル購入に関する調査 2024年
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー
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