幸せになれると信じ、コウスケさんと結婚したユラさん。ところが、結婚後にコウスケさんはモラハラ夫へと豹変してしまったのです。理不尽な理由でユラさんに怒りをぶつけ、常に高圧的な態度のコウスケさん。罪悪感を植え付けられ、人格否定を繰り返されるうち、ユラさんは抵抗する気力を失っていきます。そんな折、ユラさんは高校時代の友人ヤスコさんからランチに誘われます。ユラさんはコウスケさんに相談。しかし、コウスケさんは頑なに拒否し、執拗なまでに言葉でユラさんを責め続けます。結局、根負けしたユラさんはヤスコさんとの久しぶりの再会を諦めることにしたのでした。

ヤスコさんと会うはずだった日曜日、コウスケさんはひとりでパチンコに出かけて行きました。
夫不在の好機に現れた訪問者














































ユラさんは、ヤスコさんからのお誘いを体調不良と嘘を付いて断ってしまいました。
嘘を付いた罪悪感に襲われるものの、「コウスケさん」という目の前の恐怖から逃れることしか考えられないユラさん。

すると、玄関のチャイムが鳴ります。

そこに立っていたのは、ランチを断ったはずのヤスコさんでした。
突然訪問したのは、出張土産を渡すためだったよう。
体調不良にも関わらずなぜエプロンを付けているのかとヤスコさんに問われ、動揺を隠せないユラさんなのでした。

ヤスコさんの突然の訪問は、ユラさんを心配してのことだったのかもしれませんね。
懐かしい友人の顔を見て、ユラさんの気持ちも緩んでいるようです。
コウスケさん不在の今こそ、ヤスコさんにつらい胸の内を打ち明けてほしいと願うばかりです。
次の話を読む → 著者：マンガ家・イラストレーター よういち

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