大熊杏優がグラビアで見つけた面白さ。「自分の知らない自分に出会える」ことが自信に繋がる

大熊杏優

大熊杏優がグラビアで見つけた面白さ。「自分の知らない自分に出会える」ことが自信に繋がる

2月26日(水) 6:48

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「ショートカットの美女」として、TikTokなどのSNSやデジタル写真集で話題になってきた俳優・グラビアアイドルの大熊杏優(おおくま・あゆ)。SNSの総フォロワー数が66万を超える彼女が、2月28日にファースト写真集『私らしく。』(秋田書店)を出版する。愛媛の自然のなかや沖縄の青空の下で無邪気に、ときには大人っぽく、さまざまな表情を詰め込んだ1冊だ。

近年はドラマ出演も増え、俳優としてもますます活躍している彼女に、写真集や仕事への思い、SNSとの付き合い方や、憧れのグラビアアイドルなどについて話してもらった。

自分のペースで進むことが一番大切

──大熊さんは、これまでたくさんのデジタル写真集を発表していますが、書籍での写真集は初めてですよね。

大熊杏優(以下、大熊):はい! グラビアをはじめたときに、手に取れるかたちの写真集を出すのがひとつの目標だったので、嬉しさが倍増しています。

──自分が一番可愛いなと思う、お気に入りのカットはどれですか。

大熊:写真集の最初のほうにある、オレンジ色の水着を着た写真はどれも自分に似合っていて、自然でいいなと思っています。楽しく撮影できたから、笑顔も多くて、自分らしさが出ているなって感じます。

──大熊さんが思う「自分らしさ」ってどんなところでしょう。

大熊:無邪気なところかな。

──写真集のタイトルも『私らしく。』ということで、どんな意味を込めましたか。

大熊:タイトルはいろいろ考えたんですけど、これまで芸能のお仕事をしてきて、うまくいかないこともたくさん経験してきて。でも、その中で私が一番大切にしてきたことを考えたら、「私らしく進むこと」かなと思ったんです。周りと比べてしまうような時期もあったけど、自分のペースで進むことが一番だなという思いがあったので、このファースト写真集には『私らしく。』というタイトルをつけました。

──うまくいかないときとは?

大熊:オーディションにたくさん落ちたりとか、お芝居が思うようにできなかったり、そういう悔しい場面がいっぱいありました。

──落ち込んだとき、気持ちの切り替えはうまくできるほうですか。

大熊:そうですね。自分が出た作品を見たファンの方が「良かったよ」とか「杏優ちゃんを見て、もっと頑張ろうと思えた」みたいなポジティブな声をかけてくれるんです。それがすごく気持ちを回復させてくれるし、モチベーションになります。

グラビアでは「自分の知らない自分」に出会える

──グラビアデビューは2022年です。はじめたきっかけは?

大熊:元々、アイドルの頓知気さきなさんが好きで、写真集も買って見ていたんです。頓知気さんのグラビアを見て「やりたい」と思うようになりました。

──頓知気さんのどんなところが好きですか。

大熊:まず、顔! 顔が本当に可愛い! 私の超タイプの顔で。あと、スタイルも素敵ですよね。細すぎず、ちょうどいい。なろうと思ってなれるスタイルではないので、すごいと思います。あとは、Instagramでフォロワーの質問に答えてくれることがあるんですが、そういう質問の受け答えから見える内面を尊敬しているし、好きだなって思います。

──今回の大熊さんの写真集も、頓知気さんのファースト写真集『ときめきヒロイン』(集英社)と同じカメラマンの細居幸次郎さんが撮影していますね。

大熊:同じなんですか、やったあ! 細居さんとの撮影は、私的には相性が良いと感じたし、面白かったです。

──グラビアを続けて、お仕事で頓知気さんに会える機会もあるといいですよね。

大熊:はい! でも、実は私、ファンとして頓知気さんのチェキ会やライブに行っているんです。お姉さんの戦慄かなのさんも好きで、ふたりのユニット「femme fatale」(ファム・ファタール)も応援しています。戦慄さんのソロライブにも行ったことがあるんですけど、感動して大号泣しました。お仕事で会うことがあったら、緊張と嬉しさで死んじゃいますよ~(笑)。

──グラビアアイドルとしても活動をスタートさせて3年になります。グラビアの面白さは見つかりましたか。

大熊:「自分の知らない自分に出会えること」がすごく面白いです。私ってこんな表情できるんだ!とか、こんな表現の仕方があるんだ!っていう、知らない自分を知れて、自信に繋がっています。

──一方で、最近はドラマでの俳優のお仕事もすごく増えています。

大熊:お芝居のお仕事では、事前に役柄についていろいろと考えて現場に向かうんですけど、そこで実際に演技がはじまると、思っていたのとは全然違う感情が生まれたり、「こういうシーンになるんだ」という驚きがあったりするのが面白いです。

──グラビアでもお芝居でも「意外な一面」が見えるのが楽しいんですね。ふたつのお仕事の相乗効果もありますか。

大熊:グラビアをはじめてから、表現の幅はすごく広がった気がします。グラビアでは、元気さを求められることもあれば、大人っぽい表情が必要な場面もある。だから、それぞれの表現方法を自分で研究してみていて。それが自分のお芝居を高めてくれていると感じます。

SNSには自然体で向き合う

──TikTokやInstagramなど、SNSの総フォロワー数が66万を超える大熊さんですが、ここまでフォロワーが増えたきっかけは何だったんですか。

大熊:最初は、フォロワーを増やすためにできることをいろいろ考えて試していたんですけど、コメントに対して自分の声で返信する動画を投稿したらバズりはじめました。例えば、「すっぽんぽん見せないんですか?」というコメントに、否定的な返事じゃなくて一旦乗っかるかたちで「えー、もう仕方ないなあ……なんて、言うわけないだろ? アホ!」と動画で返信しました。それがバズって、すごくたくさんの人に見てもらえるようになりました。そこから、あざとい感じでコメント返信をする動画を続けて投稿して、1か月で20万くらいフォロワーが増えましたね。

──コメントだけじゃなく、DMも見ているんですよね。コメントやメッセージに反応したり、ただ読んだりするだけでも疲れちゃうインフルエンサーもいるなかで、大熊さんはしんどさは感じませんか。

大熊:最初は少し気負っていて「頑張って返事しなきゃ」と思った時期もありました。でも、SNSへの向き合い方として、それはちょっと違うなって。見てくれる人はたくさんいるから、私のことを「いいな」って思ってくれる人だけがついてきてくれればいいと思うようになりました。自分のままで、自然体で向き合おうと思うようになったので、そんなに大変だと感じることなく続けられていますね。

──「自分のままでいい」と思える人は強いと思うので、羨ましいし憧れます。

大熊:反応をすごく気にしちゃってた時期もあるんですよ。でも、メンタルが一回ウワーッてどん底近くまで落ちて、そこで「いや、これは気にしてても何もはじまらないし、別にもう私のままでいいんじゃない?」って吹っ切れたというか。何も取り繕わなくなってからは、すごく楽になりました。私のままの私を認めてくれる人たちが周りにいれば、それだけでいいんだって気持ちになったんです。

──たくさんのファンやフォロワーからの「好き」「応援してる」という思いや言葉が、プレッシャーになることはない?

大熊:私のことを応援してくれる人たちに「好き」と言ってもらえるのは、すごく嬉しい。好きって言葉は、言われれば言われるほど嬉しいじゃないですか。これからも、たくさん「好き」って言ってもらいたいです!

目の前のお仕事やご縁に向き合う

──10代でデビューして、現在は22歳になりました。10代の頃と比べて、「大人になったなあ」と感じることはありますか。

大熊:うーん、10代の頃は焦っていた気がします。お仕事のこともプライベートのことも、「あれしなきゃ、これしなきゃ」って。ドラマや映画にどんどん出たかったから、絶対にオーディションに受からなきゃ、とか、今すぐにこの仕事をしなきゃとか、とにかく常に焦っていたんですよね。きっと、先のことばかり見過ぎていて、「今」がおろそかになっていたんだと思う。今は、先のことはあまり見ていなくて、目の前にあることや、今ご縁があったお仕事を頑張ればいいんだと思えていて、それは「大人になれた」かなと思います。

──22歳はどんな年にしたいですか。

大熊:まずは、楽しく過ごしたい。そして、演技の幅を広げて、いろいろな役柄に挑戦したいです。「面白い女の子」とか「元気な女の子」の役って今まであまりなくて。どこか陰気な役柄が多かったので、今後は明るい女の子の役も演じてみたいですね。

──現時点で、すでに叶えた目標や抱負はありますか。

大熊:本当にちっちゃいことなんですけど、コーヒーが飲めるようになりたいと思って、ブラックコーヒーを飲みました。大人になったら飲めると思っていたけど、ダメでしたね(笑)。

──私もコーヒーが飲めなくて。でも、年に1~2回くらいチャレンジしていたら、少量なら飲めるようになってきました。

大熊:だんだん飲めるようになるって言いますよね! やっぱり何事も続けることが大事ですね。飲めるようになったかどうか、これからも定期的に報告させてください(笑)。

撮影/後藤 巧取材・文/むらた えりか

【大熊杏優(おおくま・あゆ)】
‘02年12月19日、東京都生まれ。身長153cm。’17年に女優として芸能活動をはじめ、’22年に『週刊プレイボーイ』でグラビアデビュー。「ショートカットの美女」として注目を集めた。TikTokのフォロワーは45万人を超える(’25年2月17日現在)。その後、ドラマ『素晴らしき哉、先生!』(テレビ朝日系)、『家政婦クロミは腐った家族を許さない』(テレビ東京系)、『こんなところで裏切り飯〜嵐を呼ぶ七人の役員〜』(日本テレビ系)などに出演。2月28日には、ファースト写真集『私らしく。』(秋田書店)が発売される。

◆公式SNS
X:@ayuokuma
Instagram:@ayuokuma
TikTok:@ayuokuma1219



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