【写真】北大路欣也、藤岡真威人にエール「これからもぜひ頑張ってください」
俳優の北大路欣也、優香、藤岡真威人、大友花恋、伊東四朗と山下智彦監督が、2月25日に都内で開催された「三屋清左衛門残日録 春を待つこころ」舞台あいさつ付き特別上映に出席。シリーズに新キャストとして加わった藤岡は、北大路との共演を振り返った。
■シリーズ最新作に新キャストとして参戦
同作は、藤沢周平原作の人気オリジナル時代劇シリーズ最新作。主人公の三屋清左衛門(北大路)が、血気盛んな若者を見守り・共に戦いながら、人生や武士の生き方を見いだしていく姿を描く。
清左衛門が絆を結ぶ青年剣士・窪井信次郎を演じた藤岡は、北大路との共演について「本当に明るくて、すごく朗らかな空気が常に漂っていたんですよね。それは北大路さんが主演として現場の中で空気感を作ってくださっていたからこそだと思っていて。撮影で、信次郎は清左衛門さんと一緒になるシーンが一番多かったと思うんですけど、その中でも直接的に『ここはもっとこうしたほうがいいよ』とか、そうやって教えてくれることは本当にあんまりなくて」と回想。
「言葉じゃない形で教えてくれるようなものを、僕は勝手に感じていて。それが要所要所で、大事なシーンとかの中でも、僕がちょっと迷っているようなものを自然に感じ取ってくださって、そっと手助けするようなことを、しれっと教えてくれたり。僕がそう感じているだけかもしれないんですけど、そういう優しさというか懐の深さみたいなものを常に教えていただいて」と続け、現場に行くのが楽しかったとした上で「勉強させてもらえるっていう意味でもそうですし、その空気感の中に自分が毎日参加できているっていうのが本当に幸せで、感謝しています」と振り返っていた。
父である藤岡弘、からは出演に当たって何かアドバイスがあったのか問われると、藤岡は「殺陣のシーンが結構多かったので、刀周りの所作であったり扱い方は、やはり父も武道家なので。そこら辺は重点的に教えてもらったりもしたんですが、『他は京都に行って、現場にいる諸先輩方皆さんを見て学べ』というふうに言われて」と返答。
「父がかつて京都とかで撮影していた頃も、先輩方に教えてもらって。『現場で学んで俺は成長したんだ』っていうのを聞いて。それなら僕もそれにならって今回、北大路さんをはじめ伊東四朗さんも、山下監督も、そしてスタッフの皆さんも一流の方々なので。『その場で見て、感じて、自分で気付いて学べ』というふうに言われて。本当に毎日毎日必死でした。何かあったら聞いたりして、本当に学びの多い撮影期間でした」とも語った。
■北大路、藤岡の殺陣を絶賛「実に見事でしたね」
それを受けて北大路は「お父様とは私も共演させていただいている。撮影中に一回お見えになったね。本当に久しぶりにお会いして。思わずお互い抱き締めて、懐かしさを味わいました(笑)。お父様とも殺陣をしているんですよ。素晴らしいですよ。ですから、彼の殺陣の稽古もちらっと見たんですけど、実に見事でしたね。たぶんお父様に教わったのか、もちろん自分での努力もあるでしょう。とても素晴らしい稽古の雰囲気を見せていただいて。今ですから言いますけれど、とても立派でしたよ」と称賛した。
これを受けて藤岡は「ありがとうございます!」と感激し、北大路は「ちゃんばらっていうのは非常に難しいんですよね。それを短い時間ですっと身に付けてしまう。そういうすごさも僕は感じました。これからもぜひ頑張ってください」と激励の言葉をかけ、藤岡は「一気に報われた気が(笑)。まだまだですので、引き続き頑張ろうと思います。ありがとうございます」と笑顔を見せていた。
「三屋清左衛門残日録 春を待つこころ」は、3月8日(土)夜7:00より時代劇専門チャンネルにて放送。
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