「花粉」のシーズンが始まるので憂鬱です。花粉症の対策はなにをすればいいでしょうか?

「花粉」のシーズンが始まるので憂鬱です。花粉症の対策はなにをすればいいでしょうか?

2月24日(月) 21:00

花粉症のシーズンが近づくと、目や鼻に不快感を抱くことが増え、憂鬱になる人もいるでしょう。症状がつらくならないよう対策を行いたいものですが、なるべく費用がかからない方法だとうれしいと考える人も多くいます。 そこで本記事では、花粉がシーズンを迎える時期や、特別な費用をかけずに実施できる対策方法を紹介します。

花粉がシーズンを迎えるのはいつごろから?

花粉症のシーズンは、地域やその年の気候条件によって異なりますが、関東地方では例年2月から4月末ごろにかけて、スギ花粉の飛散がピークを迎えます。
 
スギの雄花は夏に成長し、冬を越してから気温が上がり始めると花を開かせ、その花粉が飛び始めます。一つの雄花には40万個もの花粉が含まれており、少しの風で大量の花粉が空気中に放出されるのです。
 
夏の暑さや日照時間の長さが影響し、雄花が大量に作られると、翌春の花粉の飛散量が多くなる傾向があります。さらに年明けの気温が高ければ、その年の花粉の飛散開始時期も早まるようです。
 
気象条件により、花粉の飛び始めや飛散量は毎年変動し、場合によっては、花粉の飛散量が前年より大きく異なることもあります。
 
例年、立春を迎える頃から花粉が少しずつ飛び始め、バレンタインデーあたりから急激に飛散が増える傾向です。しかし、年によっては立春前に早くも大量に花粉が飛ぶこともあれば、2月中はほとんど飛散せず、3月に入ってから急激に増えることもあります。
 
そのため、毎年の花粉の飛散時期や量は大きく異なり、ピーク時には飛散量が10倍に達することもあります。
 

特別な費用をかけずに行える花粉対策

花粉症対策をする際、薬や専用のアイテムを使うことも有効ですが、特別な費用をかけなくてもできる対策もあります。ここでは、無駄な費用をかけずに、日常生活のなかでできる花粉対策を紹介します。
 

外出時はマスクをつける

花粉対策には欠かせないアイテムとして、マスクがあります。厚生労働省によると、マスクを着用することで花粉の吸引量を最大で3分の1から6分の1に減少させ、鼻の症状を軽減する効果が期待できるとのことです。
 
マスクを選ぶ際は、顔にフィットするタイプを選びましょう。横に隙間があると、そこから花粉が入り込む可能性があるため、密着感のあるものを選ぶとより効果的です。
 
不織布マスクにはさまざまな種類があり、7枚入りで350円前後、50枚入りで800~1600円程度で購入できますが、100円均一でも購入できます。
 

自宅に入る前に花粉を落とす

外から帰宅したときには、衣服や持ち物に付着した花粉をしっかりと払って落とすことが大切です。花粉を室内に持ち込まないように意識しましょう。
 

帰宅したらうがいや洗顔をする

帰宅後は、うがいをすることでのどに付着した花粉を除去できます。鼻の粘膜には線毛があり、花粉などの異物を取り除く役割を果たしていますが、花粉がのどに流れてしまうこともあります。
 
うがいをすることでのどに流れた花粉を効果的に取り除くことが可能です。市販のうがい薬は、700~1200円程度で購入できます。また、顔や頭についた花粉を洗い流すためには、洗顔がおすすめです。花粉が体内に入るのを防いでくれ、症状の軽減につながるでしょう。
 

症状が重い場合は薬や病院での治療も一つの手

対策を行っていても、花粉の症状が出てしまうことはあるでしょう。花粉症の症状が重くなる前に、薬や病院での治療を検討することも大切です。市販薬として、抗アレルギー薬の内服薬や点鼻薬、点眼薬があり、症状の軽減に役立ちます。
 
ただし、薬の選択は症状のタイプや重症度に応じて異なるため、自分の症状を医師にしっかり伝えることが大切です。市販薬を利用する際には、薬剤師に相談し、自分に合った薬を選ぶことをおすすめします。
 
市販の抗アレルギー薬の内服薬は、24錠入りで2000~4000円程度、点鼻薬は15~30ミリリットルで500円程度から2000円以上、点眼薬は800~2000円程度と考えられます。多くの種類があるので、事前に調べたり薬剤師に相談したりして、自分に合うものを選びましょう。
 
また、舌下免疫療法はアレルギーの原因となる花粉の抗原エキスを少しずつ体に入れて、免疫を慣れさせる方法です。この治療法は、花粉症の根治が期待できる唯一の方法として注目されています。
 

費用をかけない対策なら花粉を自宅に持ち込まない意識が大切

花粉症の対策は薬や専用のアイテムを使うこともありますが、特別な費用をかけずにできる対策も多くあります。
 
外出時にマスクをつけたり、自宅に帰る前に衣服や持ち物に付着した花粉を払って落としたり、帰宅後にうがいや洗顔を行ったりして、花粉を室内に持ち込まないようにすることが大切です。ただし、症状がひどくなった場合は、医師と相談し適切な治療を受けることも検討しましょう。
 

出典

厚生労働省 平成22年度花粉症対策
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー

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