笑福亭鶴瓶と原田知世が共演する映画『35年目のラブレター』(3月7日公開)から、主題歌と本編映像が折り重なるスペシャルムービーが到着した。
【写真を見る】本作のために書き下ろした主題歌「ずっと作りかけのラブソング」を提供した秦基博
本作は、2003年に朝日新聞で紹介されるやテレビ、雑誌で取り上げられ、さらには創作落語にもなるなど、様々な形式で広まった1組の夫婦の実話を映画化したヒューマンドラマ。戦時中に生まれた西畑保は十分な教育を受けることができず、読み書きができないまま大人になった。保は自分を支え続けてくれた最愛の妻、皎子への感謝を自身で書いた手紙で伝えようと、夜間中学に通い始める。主人公の保を鶴瓶、皎子役を原田、西畑夫妻の若かりし頃を重岡大毅と上白石萌音が演じている。
このたび解禁されたのは秦基博が作詞、作曲を手掛け、本作のために書き下ろした主題歌「ずっと作りかけのラブソング」と本編の映像が収められたスペシャルムービー。
本映像では“鋼と硝子で出来た声”と称される秦の歌声が奏でる心温まる楽曲に乗せて、文字の読み書きができないことに葛藤する保と、その夫を支え続けた皎子の様子が描かれている。運命的な出会いを果たしてから35年という日々を共に寄り添い過ごしてきた最愛の妻に対し、これまでの感謝の気持ちを込めてラブレターを書くことに決めた保。場面は若かりし頃に変わり「俺は普通のこともできへん。できへんねん。もうどうしようもない嘘つきや」とすすり泣きながら、心の内を話す保に対し「今日から私があんたの手になるわ」と優しくも力強く、彼を受け入れる皎子。
サビの部分では「ずっと作りかけのラブソングいつか君に聴いてほしくて」という歌詞とリンクするように、夜間中学に通い愛する妻のために文字を一から習う保の姿が。終盤に流れる「書き続けているただ君だけを思い浮かべて」という歌詞にもある通り、精一杯の愛情を込めて手紙を書きつづる保は、映像の最後で「君はいつも僕を支えてくれましたね。本当にありがとう」という感謝の言葉を皎子に贈る。それに対して皎子が「あなたの笑顔が私の笑顔です。ありがとうさん」と同じく感謝の気持ちを伝えている。
1組の夫婦の現在と過去を温かなトーンで描く本作。相思相愛の2人の物語をスクリーンで堪能してほしい。
文/スズキヒロシ
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