【写真】自身の経験談を基にイベントで感じたことを明かす伊沢拓司
伊沢拓司が、2月20日に都内で開催された『値段のないスーパーマーケット~みんなにとって「フェアな値段」を考えよう~』の開店セレモニーに登場。食品供給を取り巻く現状に関するクイズに挑戦するほか、“値段のないスーパーマーケット”で値付け体験を行った。
■クイズ王が食品供給を取り巻く現状に関するクイズに挑戦
同企画は、農林水産省が展開する、食品の適正な価格形成に向けて消費者の理解を得るための広報活動「フェアプライスプロジェクト」の一環で、参加者が食料供給の現状や食品が消費者の手元に届くまでのコストについて学び、食品の値段を自身で考え、実際にその値段で食品を購入することで、食品の供給にかかる背景やコストについて考えるきっかけにしてもらおうという試み。2月23日(日)まで東京・KITTE丸の内 1Fアトリウムにて開催される。
クイズでは、伊沢が、合理的な思考と読みを駆使して解答。第1問の「酪農家の数は2024年時点で1万1900戸と言われているが、2009年時点では何戸だったか?A.5950戸B.2万3100戸C.3万5700戸」では、「Aは15年で増えてる。B、Cは減っているというやつですね。最近の状況を考えると増えてはいないと思うんです。となるとBかCとなるのですが、ちょっとCを出す勇気はないのでB!」と解答し、正解する。
「この調子で全部正解したいと思います」と意気込む伊沢だったが、第2問の「豆腐を販売する事業者のうち、赤字経営の割合は?A.全体の5%B.全体の20%C.全体の40%」では、「僕が(クイズの)作り手だったら、この後のトークの展開を考えるとCにしたい気持ちはある。でも、40%は『それで大丈夫なの?』って気がしますから、B」と解答。だが、正解はCで、伊沢は「うおっ!5分の2が…」と驚く。
第3問「納豆の製造コストは、2018年から2023年までに20%程度上昇していますが、1商品あたりの単価は何%上昇されていたでしょうか?A.14%B.20%C.26%」では、Aと即答し「製造コストが上がっているのに、単価が上げられないっていう現状があるんじゃないかなと。僕は普段からトレーニングをしているので、納豆は貴重なたんぱく源なので、そんなに上がっている感じはしない。20%とか26%とかっていうのは実感としてないんじゃないかな」と答え、正解する。
■クイズの豊富な経験が仇に
最後の問題では、「(正解と不正解が)2‐2で終わるか、3‐1で終わるかは大きく違いますからね」と鼻息を荒くし、問題に耳を傾ける。
「近年の納豆メーカーで取り組まれた商品開発として正しいものはどれでしょう?A.納豆にかけるタレの味をアレンジしたフレーバー納豆B.加熱処理された納豆商品C.納豆をスティック状にした納豆バー」という問題が出されると、伊沢は報道陣に「皆さん、難しいなと思ったでしょ?僕は違います」とにやりと笑い、「この問題、正解は全部です!」と自信満々に言い切り、「全部のパターンでしょ!クイズ王だましパターンね。これ、何度も食らってきてますから」と胸を張る。だが、伊沢の予想は外れ、正解はA。
伊沢は「最終問題、(正解が)全部のパターンじゃないんだ…。(クイズを)やり過ぎましたね。見た瞬間に『全部のやつだ』って思いましたもん。ちょっと、こういう展開をやり過ぎてしまって、ちゃんとクイズに向き合わなければならないですね(苦笑)」と猛省しきりで会場を沸かせた。
◆取材・文=原田健
【関連記事】
・
【写真】クイズに並々ならぬ気合いを見せる伊沢拓司
・
【写真】合理的な思考でクイズの正解に近づく伊沢拓司
・
【写真】伊沢拓司は間違えてしまい本気で悔しがる
・
【写真】クイズの最終問題で自信をのぞかせる伊沢拓司
・
【漫画】「褒めて伸ばす」の最適解?“なでなで”を求めて野菜を頑張って食べる子供たちの姿に「表情も言動も全てがキュートですごく癒されました」の声