古舘寛治が主演し、足立正生が監督・脚本を務める映画『逃走』より、逃亡を続ける桐島聡の揺れ動く心境を描き出した予告編が解禁された。
【動画】桐島聡の逃亡描く『逃走』予告編
本作は、安倍晋三元首相銃撃犯を描いた『REVOLUTION+1』の足立正生監督最新作。企業爆破事件で指名手配され、「内田洋」という偽名で半世紀に及ぶ逃亡の末に末期がんで孤独に亡くなった東アジア反日武装戦線「さそり」の元メンバー・桐島聡の半生を描く。
主演の桐島聡を演じるのは、足立監督が出演を熱望した古舘寛治。若い頃の桐島を杉田雷麟が演じる。桐島と恋仲になる女性に中村映里子、桐島とともに逃走する宇賀神寿一にはタモト清嵐、さらに吉岡睦雄、松浦祐也、川瀬陽太、足立智充など個性的な面々が脇を固める。
エグゼクティブプロデューサーには、「ライブハウスを創った男」と称され、1970年代以降の日本ロック史を語るうえで切り離すことのできない、ロフトグループの創業者・平野悠。音楽はノイズ的な作品からポップスに至るまで数々の映画・ドラマ音楽を手掛ける大友良英。
今回解禁された予告編は、若き桐島(杉田)が自分の指名手配写真と遭遇するシーンから幕開け。山下洋輔トリオの「DANCING古事記」によって緊張感が高まる中、東アジア反日武装戦線のメンバーだった当時の活動の一端が収められている。晩年の桐島(古舘)が生きる現代パートでは、若き自分とすれ違う場面、桐島と共に逃亡していた宇賀神寿一(タモト)の姿、桐島と恋仲になる女性(中村)との時間が描かれ、逃亡を続ける上での揺れ動く心境が随所に散りばめられている。
映画『逃走』は、3月15日より全国順次公開。
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