2月12日(水) 23:20
冬にガソリンの減りが早いと感じられる理由は以下の5つが考えられます。
・暖房使用によるアイドリングの増加
アイドリングとは、車を動かしていない時間もエンジンが回っている状態です。冬は車に乗る前からエンジンをかけて車内を暖める場合もあるため、燃費悪化につながりやすいでしょう。
・エンジンのアイドルアップ
アイドルアップとはエンジンの回転数を一時的に上げる機能で、気温低下時などにエンジンを早く暖めたいときに使われます。冬は気温が低く、アイドルアップが行われやすいため、夏場よりもガソリンを消費しやすくなります。
・スタッドレスタイヤの影響
スタッドレスタイヤは路面との接地面積が通常のタイヤよりも多いため、摩擦による抵抗が増し、通常のタイヤのときより燃費が悪くなる傾向があります。
・タイヤの空気圧の低下
空気は気温によって体積が変わり、気温が低いと体積は小さくなります。そのため、気温が低い冬場はタイヤの空気圧が低下し、夏よりもタイヤの接地面積が多くなり、燃費の悪化につながるでしょう。
・「A/C(エアコン)」の使用
エアコンはコンプレッサーを作動させて風を出しますが、それにはエンジンをかける必要があるため、燃費が落ちると考えられます。
冬はどうしても気温の低下により、エンジンが暖まるまでに時間がかかります。そのため、夏よりも負荷がかかりやすく、多くのガソリンを必要とするでしょう。また、寒冷地の冬は、スタッドレスタイヤでの走行が主流です。ほかの地域に比べると、よりガソリンの消費が早く感じるでしょう。
実際に、東日本高速道路株式会社によると、令和6年12月2日時点で、東北6県の冬用タイヤ装着率は89%です。寒冷地における冬と夏の燃費は30%ほど違うともいわれているため、「冬にガソリンの減りが早い」と感じるのは間違いではないかもしれません。
さまざまな要因がガソリンの消費量に影響しますが、実は暖房に直接ガソリンが使われているわけではありません。というのも、暖房はエンジンの排熱をそのまま車内に送っているためです。そのため、車内を暖めるためだけに余分なガソリンが消費されることはないのです。
ただし、窓ガラスの曇りを取りたいなどの理由で「A/C(エアコン)」をオンにしている場合は、エンジンの力が必要です。オンにするとコンプレッサーを動かすために燃料を使用します。そのため、ガソリンが早く減る傾向があります。
もともと、エアコンは車内の冷却・除湿を行うための装置であり、オフにした状態でも車内は暖められます。冬のガソリンの消費をおさえたい場合は、必要時以外はオフにしておくとよいでしょう。
ガソリンの消費量を減らすためにできることは複数あります。実際に、環境省の「エコドライブ10のすすめ」では、表1の項目の実践を推奨しています。
冬に「ガソリンの減りが早い」と感じる理由は、エンジンを暖めるために夏よりもエネルギーを必要としたり、摩擦力が高いスタッドレスタイヤに切り替えたりするためです。冬場特有の理由があり、特に寒冷地においては夏と冬で30%ほど燃費差があるともいわれています。
そのため、冬の方がガソリンの消費量は増加しやすい傾向はあるでしょう。一方で、「暖房」は直接的に影響しません。というのも車の暖房はエンジンの排熱を利用しているためです。
ただし、エアコンを使用するとガソリンを消費するため、冬場のガソリンの減りが気になる方は、「A/Cボタン」のスイッチがオンになっていないか確認してみるとよいでしょう。
環境省でもエコドライブの推進をしており、発進時のアクセルの踏み方やエアコンの使い方によっても燃費は変わるため、ぜひ意識してみてください。
東日本高速道路株式会社 冬道では冬用タイヤで安全ドライブを!~冬本番が目前ですがまだノーマルタイヤの方がいます!~
環境省 大気汚染対策 エコドライブ10のすすめ
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー
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