2月12日(水) 3:00
タイヤの空気圧が低くなると走行時の地面との接地面積が増え、抵抗が大きくなることで、車の燃費に影響します。具体的には、適正空気圧で走行した場合に比べて、空気圧が50キロパスカル減ったときには、150シーシー分ガソリンが多くかかってしまうようです。
タイヤの空気圧を高くした場合には、燃費を少し改善する可能性があります。しかし、道路との接地がタイヤの中央に集中することで摩耗が早くなり、傷もつきやすくなるためタイヤの寿命を縮めることになるようです。
燃費よく安全に走行するためにも、こまめに空気圧を点検し快適に運転できるようにしましょう。
タイヤの空気圧は高すぎても低すぎても安全運転に影響を及ぼします。タイヤの空気圧が低すぎる場合、走行中のタイヤへの負荷が大きくなり、タイヤが発熱による損傷を受ける可能性があります。
さらに、雨の日に水たまりの上を走行するときにハンドルやブレーキが効かなくなる「ハイドロプレーニング現象」が発生する可能性もあり、事故につながりかねません。
反対に、タイヤの空気圧が高すぎる場合には、障害物を乗り超える際などに切り傷や擦り傷が発生しやすくなり最悪の場合、走行中に突然破裂することもあります。また、クッション性が失われることで車体が跳ねるような感覚となり、操縦安定性が損なわれる場合もあるようです。
適正な空気圧で走行しなければさまざまな弊害が出て、大きな事故にもつながることもあります。空気圧と安全運転の関係性に関する適切な知識を身につけ、事前にトラブルを防ぎましょう。
空気圧が高すぎる場合と低すぎる場合のデメリットをそれぞれ解説しましたが、空気圧を常に適正に保つためにはどのようにすればよいのでしょうか。タイヤの空気圧を管理するためのポイントを解説します。
タイヤの空気圧は市販の空気圧計で自身で確認したり、ガソリンスタンドや専門店などで確認してもらったりできるようです。ただし、車の種類やタイヤの大きさによっても適正空気圧は異なるようなので、お店で確認してもらった方が安心でしょう。
自身で確認する場合には、運転席ドア後部や取扱説明書などに表示されている基準値を参考に測定してください。また、走行後などタイヤが熱を持った状態のときにはタイヤの空気圧が高まり、正確に測れないため、必ずタイヤが冷えている状態で測定するようにしましょう。
タイヤの空気圧は、月に1回の頻度でチェックすることが推奨されているようです。また、長時間運転する場合や高速道路を運転する前にも確認することで、大きな事故を防ぐことができるでしょう。
また、タイヤの空気圧を確認するとともにタイヤの亀裂や損傷、溝の深さや異常摩耗などのタイヤの状態も確認するとよいかもしれません。
ガソリンスタンドや専門店などでは、タイヤの空気圧以外もまとめて管理してもらえるため安心でしょう。店舗によっては、無料チェックを行っているようなのでホームページなどで確認してみてください。
タイヤの空気圧が低すぎる場合、車の燃費が悪くなることが分かりました。ただし、空気圧を高く設定した場合にもタイヤの寿命を縮めたり、操縦安定性を損なわせたりする可能性があるため、適正空気圧で管理することが大切です。
適正空気圧は、車種やタイヤの大きさによっても異なるため、自身の車の適正値を理解し、月に1回の頻度で調整・点検するようにしましょう。
大きな事故やトラブルを事前に防ぐためにも、正しい知識を身につけ定期的に管理することが大切です。
本田技研工業株式会社 日常点検 タイヤの空気圧チェック!
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー
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