大阪・関西万博で“未来の食”を体験!「くら寿司」など11社がメニューを発表

「くら寿司」の万博特別メニュー。万博に参加する約70の国・地域の料理が登場

大阪・関西万博で“未来の食”を体験!「くら寿司」など11社がメニューを発表

2月12日(水) 4:00

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2025年4月13日(日)より開催される大阪・関西万博。開催まであと少しとなった2月4日に、「未来の食の楽しみ発表会~EXPO FOOD COLLECTION 2025~」が大阪市内で実施された。
【写真】「スシロー」はサスティナブルな素材を使った寿司を提供

当日は、万博会場内にオープンする“未来の食”を体験できる施設「未来型営業施設」「未来型チャレンジショップ」「EARTH TABLE~未来食堂~」「サスティナブルフードコート」に参画する11社の出店概要および商品・サービスを発表。試食会も行われた。
「未来の食の楽しみ発表会~EXPO FOOD COLLECTION 2025~」が開催され、11社による“未来の食”が披露された


■これまでにない“未来の食”を体験
発表会は、公益社団法人2025年日本国際博覧会協会 事務総長の石毛博行さんのあいさつから始まり、「本日の発表会を通じて、人間だけでなくすべての命の可能性の実現を目指した、“未来の食の可能性”を感じていただけることを願っています」と意気込んだ。
公益社団法人2025年日本国際博覧会協会 事務総長の石毛博行さん


続いて、同会企画局長の河本健一さんが各施設について以下のように解説。

「未来型営業施設」は、協会が企画する未来社会ショーケース事業の一環として、飲食や物販サービスなど“食”に関わる新たな技術・社会システム・生活スタイルなどを実際に体験できる施設。

「未来型チャレンジショップ」は、「未来型営業施設」と同様のコンセプトのもと、幅広い企業・団体の参加を促し、規模や業態を限定することなく未来像を展示する営業施設。

「EARTH TABLE~未来食堂~」は、テーマ事業プロデューサーである小山薫堂さんのシグネチャーパビリオンの近隣にある、食の常識が大きく変わる、これからの食環境や食べる価値についての見直しができるような未来志向の飲食施設。

「サスティナブルフードコート」は、ロボットとヒトが協働するミライの社会を映し出す次世代の飲食店モデルとして、万博のシンボル事業と位置づけるフードコートとなっている。
公益社団法人2025年日本国際博覧会協会 企画局長の河本健一さん

各社出店店舗の配置図


■日本ではおなじみの企業の特別店がオープン!「未来型営業施設」
ここからは、参画企業による出店店舗・メニューの説明へ。

回転寿司チェーン「くら寿司」が出店する「くら寿司大阪・関西万博店」は、「回転ベルトは、世界を一つに。~Conveyor Belt Can Unite the World as One~」をコンセプトに、世界中の人が笑顔になれる時間を提供し、争いのない“誰もが輝く未来”を創出する。

店内には「くら寿司」史上最大数である338席と、約135メートルとなる最⾧の回転ベルトを設置。定番のネタに加え、低利用魚やスマート養殖魚、高付加価値なオーガニックフィッシュを使った“スシテナブル”メニューや、万博に参加している約70の国・地域の代表的な料理が登場する。
「くら寿司」の万博特別メニュー。万博に参加する約70の国・地域の料理が登場

寿司と各国・地域の料理が手をつないでベルト上を流れる


サントリーホールディングスは、「SUNTORY PARK CAFE」「水空 SUIKUU」「近大卒の魚と紀州の恵み 近畿大学水産研究所 大阪・関西万博ウォータープラザ店」の3店舗を出店。

「水と生きる」をテーマに、「天然水のかき氷」などが味わえる休憩にぴったりなカフェテリア、コース料理仕立てで会食にも利用できる高原レストラン、近畿大学が誇る「近大マグロ」が堪能できるレストランと、それぞれ異なる業態になっている。
サントリーホールディングスのブースには、かき氷やノンアルコールカクテルの試食が並んだ

「天然水のかき氷」



回転寿司チェーン「スシロー」が出店する「スシロー未来型万博店」のコンセプトは、「まわるすしは、つづくすしへ。ーすし屋の未来 2050ー」。持続可能な水産資源の安定的な調達を目指し、水産物を用いたすべての商品は養殖(※)を使用。「陸上育ちの磯まもりウニ包み」をはじめ、特に環境に配慮した陸上養殖などの先端技術で育てた水産物は「『あしたのサカナ』シリーズ」として販売される。
※のりやわかめなどの無給餌養殖で育てた水産物を含む。なお、調味料などに使用される原材料は含まない。

また、店内には「デジロー(デジタル スシロービジョン)」を設置し、そこには水産資源の未来に向けた取り組みについて学べるゲーム機能を搭載。この機能は、今後全国の既存店でも楽しめるように準備中なのだとか。
【写真】「スシロー」はサスティナブルな素材を使った寿司を提供

「陸上育ちのビカーラうなぎ」


■“関西人の定番”がパワーアップして登場!「未来型チャレンジショップ」
大阪土産として名高い、みるく饅頭「月化粧」を販売する青木松風庵は、静岡・浜松名物「うなぎパイ」を作る春華堂と共同出店。機能性表示食品の饅頭としては日本初(※1)となる、精神的・身体的疲労感(※2)を軽減する金のユーグレナ配合の「金の月化粧」が購入できる。
※1 饅頭における機能性表示食品は青木松風庵が日本初。(2023年6月青木松風庵調べ)
※2 ※日常生活の一時的な疲労感。

そして、「うなぎパイ」の移動カフェ「うなくん号」が大阪に初上陸。「うなぎパイジェラート」や、静岡産の栗を使用したスイーツが食べられる。
「月化粧」のキャラクター・つきろーくんも駆けつけた

「金の月化粧」


白ハト食品工業が運営し、関西の手土産の定番となっている「らぽっぽ」からは、「らぽっぽファーム~おいもとイチゴとりんごのFarm to the Table~」が登場。「らぽっぽ未来型6次化ファームカフェ」として、鉄コンテナで育てたサツマイモやいちご、高密栽培のリンゴを使ったスイーツが提供される。

ラインナップは「おいもチョコドーム プレミアムパイ」に「もちもちおいもピザ」、「おいもブーケソフトクリーム」など、フォトジェニックなものばかり。
「プレミアムポテト スロトベリーパイ」

サツマイモやフルーツの甘さを活かした華やかなスイーツがそろう


日本で最初の「元祖幕の内駅弁」の生みの親であるまねき食品は、「万博で私たちの誇る“日本の味”を世界中の方々にお届けし、未来への架け橋を築きたい」と、「Be Ambitious」をテーマとしたレストラン「MANEKI FUTURE STUDIO JAPAN」をオープン。

姫路市民のソウルフード「えきそば」に神戸牛をのせた「究極のえきそば」が食べられるほか、駅弁屋・仕出し弁当屋として「たけだの穴子めし」弁当を販売。ベジタリアン向けの弁当やコラボ弁当も企画中だそう。
この日は「たけだの穴子めし」弁当の試食が用意されていた


■健康志向の人に寄り添うメニューがズラリ!「EARTH TABLE~未来食堂~」
神戸のビーフンメーカーで国内ビーフン市場シェア率No.1を誇るケンミン食品は、「すべての人々に美味しいラーメン」を掲げ、「GF RAMEN LAB」を出店。大阪生まれの人気ラーメン店「Tsurumen」の店主・大西益央さんの監修のもと、“グルテンフリーラーメン”を開発した。

スープに宮崎県の「みやざき地頭鶏」のみを使用する「GF 黄金の鷄油しょうゆラーメン」や、動物性食品を使わずグルテンフリーとプラントベースを両立した「GF プラントベースとんこつ風ラーメン」など、グルテン不耐性の人や食事制限をしている人にうってつけのラーメンがそろう。
「GF RAMEN LAB」では珍しいグルテンフリーラーメンが食べられる

「GF 黄金の鷄油しょうゆラーメン」


同じくグルテンフリーのメニューを扱うのは、アイスバー「ブラックモンブラン」を製造・販売する竹下製菓。出店店舗の「EARTH SWEETS ~Presented by Takeshita Seika~」では、国産米粉を使用したイベント感たっぷりのチュロスと、プラントベースのアイスクリームが購入できる。

チュロスには、京都玉乃光酒造が酒を作る際に出る酒米を40%以上磨いたあとの米粉と国産米粉を配合して使用し、フードロスに貢献。アイスクリームにはコレステロールやトランス脂肪酸が含まれず、とことん体にやさしいスイーツだ。
写真映えするグルテンフリーチュロス。子どもや若者からの人気が高そう


ここまで有名企業が名前を連ねたが、2021年に元イタリアンシェフの野口典朗さんが大阪の路地裏に開店させた「とんかつ 乃ぐち」が唯一、個人店からの参加となった。徹底したトンカツへの追求ぶりで、オープンからわずか2年で1カ月500席のランチ予約が1分で完売する、まさに“予約が取れない店”だ。

「絶対胸焼けしない」をモットーに作るトンカツは、最もおいしいタイミングを楽しめるようにと、高級寿司のように一貫ずつ提供するスタイル。有名トンカツ店や生産者とのコラボレーションも予定されており、エンターテインメント性とライブ感を兼ね備えたレストランになっている。
唯一の個人店からの出店となる「とんかつ 乃ぐち」

試食用のサイズでも衣のサクサク感と豚肉のしっとり感が伝わった


冷凍食品でおなじみのニチレイフーズは、「テラスニチレイ」を出店。1970年の大阪万博でも同じ名称で出店しており、今回も冷凍食品のおいしさと、保存と利便性だけではない新しい価値を世界中の来場者にアピールする。

主要メニューは、自動調理機で炒め、自分好みにカスタマイズできるオリジナル炒飯。そのほか、凍ったままでも食べられる今川焼や、皮も種も使用したアセロラMIXスムージーなど、健康や環境に配慮したメニューがそろう。
手軽なうえに間違いないおいしさの料理を提供する「テラスニチレイ」


■観光客にも人気の大阪名物が一堂に大集結!「サスティナブルフードコート」
サスティナブルフードコート「大阪のれんめぐり~食と祭EXPO~」には、食い倒れの街・大阪の名物料理が盛りだくさん。「たこ家道頓堀くくる」のたこ焼きや「大阪新世界元祖串かつだるま」の串カツ、「どうとんぼり神座」のラーメン、「大阪王将」など、他府県の人にとっては“行ってみたかった店”、関西人にとっては“ホッとする店”が並ぶ。

店内には配膳案内ロボットやスマートゴミ箱を配置し、「大阪王将」では調理ロボットを活用。また、「たこ家道頓堀くくる」はたこ焼きに使う大量の卵の殻を資材に利用し、SDGsに取り組んでいる。
試食用の大阪グルメがこれでもか!と並び、見ているだけでワクワクする

「大阪王将」

「たこ家道頓堀くくる」


■飲食店経営者の一面もあるはるな愛が大興奮
各社の概要説明のあとは、大阪・関西万博のスペシャルサポーターである、タレントのはるな愛さんがゲストとして登壇した。

はるなさんは、「(本名の)大西賢示のほうで飲食店を5店舗経営しているので、皆さんのプレゼンを聞いて、もう刺激がいっぱい!」と大興奮。登壇前に各社のメニューを食べたそうで、すべての料理に丁寧なコメントを贈っていた。
はるな愛さんがテンション高く登壇!

「あれもおいしかった~」と、各社のメニューの感想を余すことなく述べていた


その後は大阪・関西万博の公式キャラクター・ミャクミャクも現れ、各社の代表らと一緒に記念撮影。はるなさんとミャクミャクがおおいに盛り上げてくれたこともあり、万博さながらの賑やかな雰囲気で発表会が終了した。
ミャクミャクもお手振りしながら会場を盛り上げた


取材・文=ウォーカープラス編集部
写真=福羅広幸


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