小学1年生の息子が、初めてお友だちを家に呼んだときのことです。息子はゲームが大好き。特別に大切にしていたゲームソフトを友だちにも見せていました。しかし翌日、そのゲームソフトがどこを探しても見つからなくなってしまったのです――。
なくなった大切なもの
息子は友だちが帰る前は確かにここにあったと、普段ゲームを収納している場所を指して言いました。友だちが帰った後からなくなっていると言うのです。しかし、ゲームをしていい時間は私の方で決めていたこともあり、ゲームが終わったあとは秘密基地ごっこなど別の遊びを楽しんでいた息子たち。
息子はもはや、しまったのかどうか忘れているのではないかと、あまり息子の話をあてにしておらず、家のどこかから出てくるだろうと思っていました。
けれども数日後、息子はその友だちが、自分の家でそのゲームで遊んでいる話をしているのを聞いたと言ってきたのです。
相手のお母さんに電話
私は悩みましたが、相手のお母さんに電話をすることに。事情を伝えて恐る恐る「もしかすると間違えて持ち帰ってしまったかもしれないので確認してほしい」とお願いしました。泥棒扱いしているように思われたらどうしようと思ってしまい、とても気が引けました。すると後日、その友だちのお母さんから連絡があり、「確かにゲームソフトが家にありました」と謝罪があったのです。
私は深追いはせず、「これからは気をつけてもらえれば大丈夫です」と伝えました。そして無事ゲームソフトは戻ってきました。
初めて友だちを招いたときに起きてしまった事件。この出来事をきっかけに、息子には大切なものを自分で管理するよう改めて話しました。息子も嫌な気持ちになったので学んだと思いますが、そうは言ってもまだ小学校1年生。とくに最近のゲームソフトは小さく、自分のものと友だちのものが混ざってしまってもおかしくありません。友だちを招く際だけでなく、息子が誰かのおうちに遊びにいくときも親同士で連携し、注意しようと思います。
著者:山田志織/20代女性/8歳の息子を育てるワーキングマザー
イラスト:はたこ
※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています(回答時期:2024年12月)
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