「子どもは安い労働力」戦前の家庭事情…特につらかったのは冬場の洗濯!!あかぎれに悩む子に放った養母の酷い言葉とは!?【作者に聞いた】

毎日の手洗いでの洗濯に、冬場は手があかぎれだらけで…

「子どもは安い労働力」戦前の家庭事情…特につらかったのは冬場の洗濯!!あかぎれに悩む子に放った養母の酷い言葉とは!?【作者に聞いた】

2月7日(金) 8:00

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ライブドアブログ「ゆっぺのゆる漫画ブログ」やInstagram(@yuppe2)で、エッセイ漫画を描いている漫画家のゆっぺさん。なかでも、2021年12月から執筆してきた「親に捨てられた私が日本一幸せなおばあちゃんになった話」は完結後、電子書籍が発売。読者からは「(ほかの人にも)読んでみてほしい」「おばあちゃんの言葉が今の時代に対してとても大切なことを言ってくれていて、時々読み返してる」「人生で一番大切なことが描いてある漫画」など感動の声が続出している。
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そんな話題の「親に捨てられた私が日本一幸せなおばあちゃんになった話」の作者であるゆっぺさんに、本作について話を聞いた。

毎日の手洗いでの洗濯に、冬場は手があかぎれだらけで…


本作では、ゆっぺさんの祖母“キヨさん”の幼少期からの実話が描かれている。父の死により、幼いながらも養女として叔父の家で暮らすことになったキヨは、養母から酷いいじめを受ける日々を送っていた。

当時は「子どもは労働力」と見られている時代だったうえ、養女となったキヨは特に家事労働を過剰に強いられていた。当時は養母のいじめにより、まともに食べさせてもらえず栄養不足だったこともあり、冬の洗濯で、あかぎれができても全然治らなかったという。そんなキヨに養母は「そんなに汚い肌になったのは、お前の母親が浮気しているからだ」という暴言を放つ。もちろんそんな訳はないのに…!!
当時の衣類は、洗濯板を使って素手で洗っていた

あかぎれだらけの肌を見た養母は意地悪なことを言い…

肌が痒くてつらい思いをしているのに、さらに心をえぐってきた養母!!


■作者のゆっぺさんに話を聞いた
ゆっぺさんに「親に捨てられた私が日本一幸せなおばあちゃんになった話」について、話を伺った。

――キヨさんからお話を聞いて(本作を描き上げて)、ゆっぺさんが学ばれたこと、参考になったことなどがあれば、教えてください。

嫌な思い出やつらい経験を沢山してきたはずなのに、それを周りのせいにせず、すべて自分にとっての学びに変えてきたキヨを心から尊敬しています。今はインターネットなどで偉人が残した名言が簡単に検索できて、誰かの言葉を真似ることができてしまいますが、キヨは自分がどう生きていくのか、自分の経験から答えを導き出してきた人です。自分の周りで起きる事柄を自分の内側に問いかけ、自分軸で生きることを、キヨから学びました。

――本作全体で、ゆっぺさんが一番好きなキャラクターを教えてください。

お義兄さんです!彼の話をするときのお祖母ちゃんはいつもニコニコしていました。ユーモア溢れる人で、よく笑わせてくれたそうです。

――本作を通して、ゆっぺさんお気に入りのシーンをいくつか教えてください。

シーンというか、キヨの泣き顔は、毎回感情移入して描いていました。ラストの過去の自分との対話部分も、描きながら泣いてました(笑)。1番伝えたいところは、最後の部分なので!ぜひ、(書籍の)最後まで読んでいただきたいです!


実母に捨てられ、壮絶な家庭内いじめに耐え…と、過酷な人生を歩んできたキヨさん。どんな状況下でも常に前向きだった彼女の生き方に、感銘を受ける人は多いはず。まだの人は「親に捨てられた私が日本一幸せなおばあちゃんになった話」をぜひ読んでみて。

取材協力・画像提供:ゆっぺ(@yuppe2)


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