長男が8歳だったころの話です。小学校のクラス役員に私を含めた3人が選出されました。その中から代表役員を決めなければいけないのですが、担任の先生への報告締め切りの前日夜遅くに、もう1人のクラス役員のAさんから電話がありました。電話に出てみると、「私はこの学校の卒業生ではないので代表役員なんて物とは無関係だし、Bさんは仕事があるというので、あなたが代表役員をしてね」と勝手に決められ、何も言えないまま切られてしまい……。
小学校の係を押し付けられた結果…
仕方なく引き受けましたが、あとでよく聞いてみると、仕事があるというBさんは実は私と同じく主婦ということが判明。私に電話してきたAさんも、「卒業生じゃないから代表役員とは無関係」と言うなら、そもそも役員を断ればいいのに……。そもそもそんな理由で免除されるべきだと思っていることが理解できず、自分勝手な人だな……と思ってしまいます。Aさんは、もっと上の学年になってから役員に選ばれると負担が重くなるから、今の学年で役員を務めたという実績を作るために役員になったそうです。そうしたい気持ちはわからないでもないですが、役員を引き受けたのに人に一方的に押し付けるなんてずるい人だと感じました。
また、3人の中では私が一番年下だったからか、仕事を頼んでもさまざまな理由をつけて断られることが多く、結局先生との話し合いも、保護者への連絡も、会計もすべて私が担当していました。下の子もいて忙しかったので、ストレスと過労で胃炎を発症。子どもたちの世話が十分にできず、私だけではなく子どもたちにも体調を崩させてしまい、悲惨な状況でした。
代表者を押し付けられたとき、「下の子もいるので無理です」「平等に決めましょう」とはっきり言えばよかったです。AさんとBさんにももしかしたらほかにも家庭の事情があったのかもしれませんが、やはり平等に決められるよう話し合いの場があったらよかったのにと思ってしまいます。
理不尽を我慢するのではなく、はっきり自分の意思を伝えられるように意識しようと心に決めた出来事でした。
◇ ◇ ◇
学校の役員や係への参加は任意ですが、活動への負担感や運営方法への疑問など、様々な観点からトラブルが起き、一部の人に負担が集中してしまうというケースはよく聞きますよね。それぞれの家庭の状況や考えを尊重し、参加する人もしない人も、お互いによい関わり方ができるといいですね。
著者:白川 ミチル/50代女性・職業
2人の男の子を育てあげた母。長男は結婚して独立した。現在は夫と次男と3人暮らしをしている。
作画:さくら
※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています(回答時期:2025年1月)
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