【写真】秋田汐梨“かおり”のベッドに手をつき近づく武藤潤“一顕”
伊藤あさひと武藤潤(原因は自分にある。)がW主演を務めるドラマ特区「ふったらどしゃぶり」(毎週木曜深夜0:59-1:29ほか、MBSほか)の第4話が、1月30日に放送された。彩子(染谷有香)が一顕(武藤)に夫婦生活について赤裸々に話す様子が描かれ、すごみを感じつつもやるせない切なさが胸に込み上げてきた。(以下、作品のネタバレを含みます)
■“セックスレス”に悩む不器用な大人のラブストーリー
同作は、WEB小説マガジン「fleur(フルール)」(KADOKAWA)で連載され、2013年にフルール文庫版が発刊、2018年に新書館ディアプラス文庫として新装版が発売された、一穂ミチのBL代表作「ふったらどしゃぶり When it rains, it pours」が原作。“セックスレス”に悩む不器用な大人のラブストーリーを描く。
タワーマンションで同居する幼なじみへの恋心に思い悩む、家電メーカー「伊坂堂」総務部の半井整(なからい・せい)役には、伊藤が配役。彼女とのセックスレスに悩む、整と同じ会社の営業部に勤務する萩原一顕(はぎわら・かずあき)役を、武藤が演じる。
その他、一顕の同棲中の彼女でネイリストの水谷かおり(みずたに・かおり)役の秋田汐梨、整の幼なじみであり同居相手の藤澤和章(ふじさわ・かずあき)役の松本大輝らがドラマを盛り上げる。
また、オープニング主題歌は、本作のために書き下ろされたONE LOVE ONE HEARTの「ビターネクター」に決定。エンディング主題歌は、わんちゃんわんわんねこにゃんにゃんによる書き下ろし楽曲 「明けない夜」。切ない思いを歌う両曲が本編に彩りを加える。
■彼女との関係に悩む一顕と同居中の幼なじみとのかなわぬ恋に悩む整
家電メーカーの営業部で働く萩原一顕は、同棲中の彼女・水谷かおりとのセックスレスに悩んでいた。ある日、会社で同期会の幹事を任され、店の候補を自分宛にメールしたつもりが、誤って“誰か”に送ってしまう。
届いた先は、実は一顕と同じ会社の総務部で働く同期の半井整で、彼もまた、同居中の幼なじみ・藤澤和章とのかなわぬ恋に悩んでいた。まさか連絡を取っている相手が同僚だと思いもしない2人は、メールを送り合い、何気ない会話をする不思議な関係に。そして、ひょんなことからお互いがメール相手だと知る。
一顕はかおりの先輩・彩子の家にかおりと共に遊びに行く。料理の途中で彩子が買い忘れに気づき、彩子の夫とかおりがお使いに出かける。
■彩子「あなたにこそ聞いて欲しかったのよ。だって身に覚えがあるでしょ」
2人きりになると彩子は、一顕をじろじろと見つめてフフッと笑い、いきなり「欲求不満って顔に書いてある」と言う。一顕が驚いて振り向くと、彩子は子どもは病院で作った、夫は射精障害だと言い、ベッドでの赤裸々な様子を話す。
一顕が戸惑って「それは僕が聞いていい話なんでしょうか?」と聞くと、「あら、あなたにこそ聞いて欲しかったのよ。だって身に覚えがあるでしょ」とほほ笑む彩子。言っている意味がわからないと一顕が言うと、彩子は自分が恥を忍んでかおりに相談した時のことを話す。かおりが楽しそうに「私も彼氏と全然してないですよ。イチャイチャするのは好きですけど、男の部分出されるとなんか引いちゃって」と笑う様子が映し出される。
一顕がどうしてそんなことを話すのかと聞くと、彩子は「だってあなたと私、同じ地獄にいるじゃない。ただ愛する人とセックスがしたい、満たされたい、そんな当然のことを汚れてる、卑しいって…。でも、あなた私よりはマシよ。あの子、子どもが好きだから。排卵日くらいはセックスさせてくれるはず」と言い放つのだった。
済ましたクールな表情で淡々と話す彩子にすごみを感じてゾッとさせられたが、それほどまでに切羽詰まっていることを思うとやるせない切なさが胸に込み上げてきた。
◆構成・文=牧島史佳
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