【写真】豊臣兄弟に厳しくあたるしっかり者の姉・ともを演じる宮澤エマ
仲野太賀が主演を務める2026年1月スタートの大河ドラマ「豊臣兄弟!」(NHK総合ほか)に坂井真紀、宮澤エマ、倉沢杏菜が出演することが発表された。出演決定に伴い、キャストからコメントが到着した。
■大河ドラマ「豊臣兄弟!」とは…
大河ドラマ第65作目となる同作の主人公は、豊臣秀吉の弟・豊臣秀長(仲野)。強いきずなで天下統一という偉業を成し遂げた豊臣兄弟の奇跡を、天下一の補佐役・秀長の目線でダイナミックに描く波乱万丈のエンターテインメントドラマ。脚本は八津弘幸が務める。
仲野演じる豊臣秀長の兄・豊臣秀吉を池松壮亮が演じる。登場時の名は藤吉郎(のちの豊臣秀吉)で小一郎(のちの豊臣秀長/仲野)の3歳年上の兄。尾張中村の貧しい農家で生まれ育ったが、主君である戦国武将・織田信長のもとでメキメキと頭角を現し、ついには天下統一を果たすという役どころだ。
■豊臣兄弟の家族を演じるキャストの役どころ
今回、発表されたのは豊臣兄弟の家族である母・なか、姉・とも、妹・あさひ役のキャスト。
息子たちの出世を温かく見守る母・なかを坂井が演じる。夫を早くに亡くし、女手一つで二男二女を育てる。息子たちの異例の出世に喜びやとまどいを感じながらも温かく見守り、天下人となった秀吉が関白に就任すると「大政所」と称されるようになる。
そして、宮澤は、兄弟に厳しくあたるしっかり者の姉・ともを演じる。しっかり者で負けん気が強いともは、三人の男児を産み育てるが、跡継ぎに恵まれなかった弟の秀吉によって政治の道具として利用される。のちに、秀吉の後継者となった長男の秀次は謀反の疑いをかけられ妻子とともに処刑されることになる。
また、笑顔が明るい天真らんまんな妹・あさひを倉沢が演じる。貧しい農家暮らしの中でもいつも前向きで笑顔をたやさない。兄たちが出世したおかげで夫ともども裕福で幸せな暮らしを送っていたが、ある日突然、秀吉によって離縁させられ徳川家康の元に嫁がされることになる。
■坂井真紀のコメント
これまでそうそうたる方々が演じており、その人物像もさまざまな印象を持たれている女性ですので、この作品でどのような“なか”を誕生させられるか、大きな喜びと共に身の引き締まる思いでいっぱいです。
(『豊臣兄弟!』で描かれるなかには)子供たちを温かく見守り、時に背中を押し、母親としての優しさと強さを持った女性と感じました。子を思う親の気持ちは普遍的なものであると思います。この時代を生きる母としての生き様をしっかり演じ、戦っていきたいと思います。
■宮澤エマのコメント
ともは豊臣兄弟の華々しい出世の恩恵を受けながらも想像を絶するような闇もまた経験することになる訳ですが、物語の冒頭の家族の一員としてのともは、とにかくタフで強く家族を鼓舞するお姉ちゃんです。厳しい環境を生き抜いていく女性としての芯の強さ、男兄弟と育ってきたたくましさをものすごく感じました。
現実主義的なともと、なかなか自由な家族のコミカルな掛け合いが序盤では多いですが、この先この家族が経験していくことを考えると原点とも言える家族の関係性を描く日々を大事に演じたいと思います。
■倉沢杏菜のコメント
さまざまな作品で描かれてきたあさひは、時に悲劇の女性であり、芯のある強い女性でもあったと思います。辛つらい別れや試練に直面しながらも、兄たちによって誰もが経験できる訳ではない、興味深く面白い人生を歩んだのだと思います。そんな彼女の激動の一生を豊かに表現できるように全力で取り組みたいと思います。
(『豊臣兄弟!』のあさひは)お兄さんが二人いる末っ子らしい天真らんまんな子だと感じました。お母さん、お姉さんにもかわいがられ、自由で素直な明るさを持った真っ直ぐなあさひを鮮やかに演じられるように頑張りたいです!
■制作統括・松川博敬氏のコメント
今まで豊臣家をテーマにした大河ドラマは『太閤記』(1965)『おんな太閤記』(1981)『秀吉』(1996)とありますが、いつの時代にも描かれてきたのは“家族の物語”です。これまで名だたる名優たちが演じてきた母・なか役を坂井真紀さんにお願いします。そして、豊臣姉妹ともいうべき二人の女性、姉・とも役を宮澤エマさんに、妹・あさひ役を倉沢杏菜さんに演じていただくことになりました。
豊臣兄弟の栄枯盛衰にともなって、この三人の女性たちもジェットコースターのような波乱の生涯を歩むことになります。小一郎と藤吉郎を含めたこの五人家族が描き出すホームドラマは、本作『豊臣兄弟!』においても大きな見どころのひとつとなっています。ぜひ、豊臣ファミリーによる丁々発止のアンサンブルにご期待ください。
■仲野太賀のコメント
胸がいっぱいです。作品を見るたび、共演させていただくたびに、その役に臨む姿勢に多大なる影響を受ける大好きな先輩ばかりです。なんだか熱に浮かされてるような、並々ならぬ興奮状態にあります。
そして、宮澤エマさん、倉沢杏菜さんとは“豊臣兄弟姉妹!”ということで、みんなで一丸となって坂井さんに甘えていきたいと思います!!戦国乱世の時代を、こんなにも情熱的ですてきなキャストのみな様と一緒に駆け抜けれる事を心からうれしく思います。
■池松壮亮のコメント
この素晴らしいキャストのみな様と共にこの物語をお届けできることを大変うれしく光栄に思います。家族、仲間、ライバル、関係性はさまざまですが、一丸となって作り上げるチームの仲間として、みな様と共に素晴らしい作品をお届けできるよう、今年初夏から撮影に励んで参ります。どうぞご期待下さい!
【関連記事】
・
【写真】大河ドラマ「豊臣兄弟!」出演者発表会見に登場した仲野太賀、池松壮亮、永野芽郁、吉岡里帆、浜辺美波
・
小栗旬「いつも大きな期待と不安がひしめき合って刺激的な体験をくれる場」宮崎あおい、松下洸平、大東駿介らとともに2026年大河ドラマに出演決定<豊臣兄弟!>
・
池松壮亮「小さい頃から知ってる太賀と兄弟役を演じることになるとは思っていませんでした」仲野太賀主演の大河ドラマに池松、永野芽郁、吉岡里帆、浜辺美波の出演が決定<豊臣兄弟!>
・
仲野太賀、2026年放送の大河ドラマ「豊臣兄弟!」で主演に決定「豊臣家にすごく救われているというか、とても縁があるなと感謝しています」
・
【漫画】本当に存在した実家に棲む“第5の人”…家族に助けを求められた母の機転に「怖い話だと思ったら、ほっこりした!」と話題