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韓国映画・ドラマ界で約40年にわたり活躍し“韓国映画界の女帝”とも称されるカリスマ女優キム・ヘスが主演するドラマ「トリガー ニュースの裏側」の第5、6話が1月29日に配信され、主人公オ・ソリョン(ヘス)の壮絶な過去が明かされた。流れる涙を拭おうともせず過去を淡々と語るソリョンの目が離せない“告白”シーンに、視聴者からも感動の声が上がった。(以下、ネタバレがあります)

■20年前の類似事故を調べ始めたハン・ドだが…

「トリガー ニュースの裏側」は、型破りな調査報道チーム”トリガー”が真実を追求し、悪人をなぎ倒していく痛快エンターテインメント。広告主を恐れることなく物議を醸すニュースを発信してきたトリガーが番組打ち切りの危機に直面。番組を守る最後の手段として、未解決事件を追うミッションに挑んでいく。

コネ入社の中年新人PDハン・ド(チョン・ソンイル)にも“真実を報道する”という覚悟が芽生え始める中、第5話ではソリョンとハンが工事中のビルの崩落事故に巻き込まれるエピソードが描かれた。この事故で、スクールバスの運転手が死亡。報道のされ方から、この事故には何か裏があるのでは…と考えたハンは、“よく似ている事件”として、やはりスクールバスが巻き込まれた20年前のビル崩落事故を調べ始めた。



■ハンが追っていたのは…ソリョンが告白した衝撃の過去

20年前の崩落事故ではスクールバスがビルの下敷きになり、乗っていた園児全員と臨月だった付き添いの先生が死亡した。唯一の生存者だったバス運転手を責めるような当時の報道に疑問を感じたハンはその運転手ヨム・ミジンの消息をたどったが、なかなか見つけることができない。

そんなある日、ソリョンはハンに、ミジンが自分の母親であることを打ち明けた。ミジンがとある事情でルートを変更した結果、バスは事故に遭遇。子どもたちと付き添いの先生が亡くなったことを知ったミジンは、自責の念から命を絶ったのだった。



■「母が大好きだけど、母とは違う」

「私はウソがつけない。母にしつこく聞かれて、言ってしまった。バスの園児たちは全員死んだって。先生もみんな」。母が死を選んだ原因を自分が作ったと、今も自分を責めるソリョン。淡々とした口調で話しながらも、涙だけが静かに流れていく。

そして流れる涙を拭うこともせず、手にした盃がこぼれるのも構わずに「母が大好きだけど、母とは違う。私は死なずにたくましく生きて、優しい人たちと生涯楽しく、幸せに生きる姿を見せたかった」と、複雑な胸の内を打ち明けた。

真実にとことん踏み込んでいくソリョンのたくましさの根源にあった、壮絶な過去。その核心を、実力派のヘスが緊張感あふれる演技で見せた。「ハケンの品格」をリメイクした韓国ドラマ「オフィスの女王」(2013年)や大ヒットサスペンス「シグナル」(2016年)などで日本でもよく知られる彼女の涙の演技に、視聴者からも「ソリョンにそんな過去が…」「ヘス姐さんの涙の演技がすごい。心揺さぶってきて目が逸らせなかった」といった感動の声が上がった。

同じく1月29日に配信された第6話ではハンがソリョンに秘密を告白する展開も描かれ、また関係性が大きく変化していきそうな予感の“トリガー”チーム。「トリガー ニュースの裏側」はディズニープラスのスターにて毎週水曜に2話ずつ最新エピソードを独占配信中で、次回は2月5日(水)に第7、8話が配信される。

◆文=ザテレビジョンドラマ部





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