日本映画界を代表する巨匠・山田洋次の91本目の監督作「TOKYOタクシー」の製作が1月23日、配給大手・松竹のラインナップ発表会で明らかになり、倍賞千恵子と木村拓哉が出演することがわかった。
山田監督作に木村が出演するのは、興行収入41.1億円を記録する大ヒットを飾った2006年の「武士の一分」以来19年ぶり。また、倍賞との共演は宮﨑駿監督作「ハウルの動く城」で声優として対峙して以来21年ぶりとなる。
山田監督にとって2年ぶりの新作となる「TOKYOタクシー」は、「戦場のアリア」のクリスチャン・カリオン監督がメガホンをとった「パリタクシー」(日本公開は23年)が原作。舞台を日本に置き換え、山田監督と朝原雄三が共同で脚本を執筆した。
タクシー運転手の宇佐美浩二はある日、85歳の高野すみれを東京・柴又から神奈川の葉山にある高齢者施設まで送ることになった。すみれは浩二に、いくつかの寄り道を依頼する。次第に心を許したすみれは、自らの壮絶な過去を語り始める。偶然出会ったふたりの心が、そして人生が大きく動いていくことになる。
「TOKYOタクシー」は、11月21日から全国で公開。
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TOKYOタクシー
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