【第1話】から読む。
前回からの続き。私はツグミ。義姉のモモカさんから突然暴言を吐かれて驚いてしまいました。モモカさん夫妻は選択子無し家庭なのでしょうし、子どもが嫌いだとしても不思議ではありません。しかし、だからといって「子どもは嫌いだから近づけないで」なんて言い方ないじゃないですか。頭にきた私はイブキに相談。イブキも一緒に怒ってくれるかと思いきや、なんだか煮え切らない態度です。しまいには黙り込んだイブキに、私はもう何も言えなくなってしまいました。
モモカさんは私とアンの方に向き直りました。私は昨日のことを思い出して思わず身構えましたが、声はいつもの優しいモモカさんでした。
「昨日実家に来てたのも、『今回も授からなかった』って両親に報告しに来てたのよ。それから、治療を続けるならそろそろ治療法を変えないといけないってことも」私はそう言われて、自分の行動の数々を思い出しました。
「先に言っておかなくてごめんなさい。だけど、デリケートな問題だったし……逆に気を遣わせちゃうかなと思って。でもいっぱいいっぱいになってこんなにひどいことを言っちゃうなら、先に伝えておけばよかった」モモカさんの本音に、私はいかに自分に想像力が足りなく、無配慮であったか痛感しました。
突然モモカさんから失礼なことを言われてモヤモヤしていた私。しかし翌日、本人の口から不妊治療中だと語られ、私は驚いてしまいました。
そして同時に、モモカさんが子どもを産まない選択をしているのだと思いこんで、たくさん「やらかしてきた」ことにも気づいたのです……。
知らなかったとはいえ、想像力が足りず、デリカシーがなかったかもしれません。結局私たち家族は疎遠に。無理に近づきすぎず距離を保った方が、今の私たちは穏やかな関係を築けると信じています。
原案・ママスタコミュニティ脚本・motte作画・林檎りん編集・塚田萌
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