【第1話】から読む。
前回からの続き。私はモモカ。夫とは結婚して8年になります。私たちが不妊治療をはじめたのは数年前。夫婦で「子どもが欲しいね」と話していたのですが、どうにも授からないため病院へ。そこで子どもを授かりにくい体質だと告げられました。すぐに私たちは不妊治療を開始。しかしなかなか成果は出ません。今回もうまくいかなかったことを話しに実家に来ていると、弟家族がやってきました。子どものいる幸せを見せつけられたようでカッとなった私は、ついひどいことを言ってしまいました……。

義妹であるツグミちゃんが出産したころ、生まれたてのアンちゃんを連れて実家に帰省してきたことがありました。そのころには治療をはじめていたので少しつらくもありましたが、懸命に祝福しようと足を運んだのです。しかしその後、ツグミちゃんの口から出た言葉に心をえぐられることに。

ツグミちゃんもアンちゃんも大切な弟の家族ですし、自分なりに仲良くしようとしているつもりです。しかしこのことを機に、できるだけ距離を取ることにしました。

帰り支度をしていると、ツグミちゃんたちが家のなかへ。そして私の目の前に、「こーんなに大きくなったんですよ！」とアンちゃんを突き出してきました。


不妊治療を続けている私たち。そんな私にとって「自然に任せてたら授かった」とあっけらかんと話すツグミちゃんは、やや敬遠してしまう存在でした。
どうしてもつらい思いをしてしまうので意識的に避けていたのですが、ある日たまたま鉢合わせしてしまったのです。慌てて帰ろうとすると、目の前にアンちゃんを突き付けられました。
手に入れられない「子ども」を前に、思わずひどいことを口走ってしまった私。なんて失礼なことをしたんだろうと今では後悔しています。

【第5話】へ続く。

原案・ママスタコミュニティ脚本・motte作画・林檎りん編集・塚田萌

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