タレントで一児の母のおのののかさんが、3歳の長女が熱性けいれんで救急車を呼んだことをSNSで明かしました。
■小刻みに震えて目の焦点が合わない
おのののかさんは競泳選手の塩浦慎理さんと2020年9月に結婚。2021年に第一子の女の子が誕生しています。
おのさんはInstagramのストーリーズに点滴を受けている長女の写真を投稿し、日中はとても元気だったのが夜中に発熱し、熱性けいれんを起こして救急車で病院へ向かったと綴りました。熱性けいれんの原因はインフルエンザによる高熱だったようで、精密検査を受けてすでに帰宅することができたといいます。
同時に、「子供がけいれんを起こした際動画を撮っておくと症状を伝えやすいときいたことがあったので記録しておきました」として熱性けいれんを起こしているときの娘の動画も投稿。
子どものけいれんには「手足をバタバタさせて白目を剝いているイメージ」を抱いていたものの、長女の場合は「小刻みに震えていて目は開いてるけど焦点が合わない。呼びかけに反応しない。かなり静かな痙攣」だったと明かし、「近くにいなかったらすぐに気づけなかった可能性も。子供が高熱を出したときはなるべく目を離さないのは大事だと思いました」と記しています。
また、その後、けいれんを記録した動画に対してフォロワーから指摘があったといい、おのさんは「手を握って話しかけないと本当に娘がどこかにいってしまうような気がして正気を保てておりませんでした」「痙攣の場合は安全が保てる場所で横向きにして、揺すったり刺激してはいけないみたいです」と訂正しています。
■子どもの熱性けいれん、対処法は
熱性けいれんは子どもによくある身近な病気です。中枢神経感染症や代謝異常など、発作の原因がなく、また、てんかんと診断されたこともない場合で、高熱(通常38℃以上)とともに「突然意識がなくなる」「白目をむいて身体を反らせるようにかたくする」「手足をガクガクと震わせる」といった発作が起きた場合、熱性けいれんと診断されます。
はっきりした原因はまだ突き止められていませんが、子どもは脳が未熟なため、高熱で脳に何らかのトラブルが起こり、発作が引き起こされるのではないかと考えられています。高熱が出るインフルエンザ発症中に発作が引き起こされるケースも少なくありません。
子どもが熱性けいれんで震え始めたら、とにかく気持ちを落ち着け、まずは時計を見て時間をはかりましょう。首の周りをしめつけないよう、洋服を緩めてあげてください。心配なあまり思わず抱き抱えてしまう保護者もいるかもしれませんが、平らなところに寝かせてあげるのが正しい対処法です。吐いてしまうことがあるので、顔を横に向けて気道が吐瀉物(としゃぶつ)などで詰まらないようにして下さい。口や鼻の周りが吐いたもので汚れたときは、きれいに拭き取ってあげましょう。
もし大人が2人以上いる場合、可能であれば1人は動画で発作の様子を撮影すると、診察時、診断の役に立ちます。けいれんが起きているのが全身かどうか、時間の間隔、熱など、細かい部分まで観察し、記録に残しておくと、てんかんなど他の病気と区別しやすくなります。
子どものけいれん発作は深刻な事態に繋がることも多いので、5分以上発作が続いているときは救急車を呼んだほうが安心です。基本的に良性疾患とされる熱性けいれんは、1~2分で症状が落ち着くケースが大半ですが、5分以上続いている場合は、治療が必要になるかもしれません。
救急車を呼ぶべきかどうか判断できないときは、まずはかかりつけの小児科医に電話して相談してみるといいでしょう。あるいは、小児救急電話相談(#8000)に相談することもできます。症状を伝えれば医療関係者が的確な対処法を教えてくれます。
参照:
【医師監修】熱性けいれんとてんかんの違いとは?
(マイナビ子育て編集部)
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