【第1話】から読む。
前回からの続き。私はミオ(35歳)、旦那のリュウイチ(37歳)、息子のサクヤ(小3)、トモヤ(小1)との4人家族です。旦那は普段は陽気なのですが、気に入らないことがあると人が変わったように暴言を吐き「お前とは離婚だ!」と脅してきます。本気で離婚を考えはじめた私は、実家の両親に相談。すると「そんなヤツとは離婚でいい」と味方になってくれました。そして覚悟を決めた私は、義母に「話があるので来週末に行きます」と告げたのでした。
「じゃあ、さっさと離婚すればいいんだよ。離婚届、書いたのか?」旦那がキレるといつもこうです。けれどとっさに言い返すことができませんでした。私は心のどこかで「息子たちに父親の存在は必要なのではないか」と迷っているのです。
旦那とはそれ以上話し合うことはできませんでした。私は迷いを抱えたまま、義実家を訪ねることになったのです。そして義母にこれまでのいきさつを語ると……。涙を流しながら「離婚なんて絶対ダメよ!」と訴えられてしまいました。
旦那は「離婚すればいい」「勝手にしろ」と言いながらも、息子ふたりを私ひとりで育てられるのかと尋ねてきました。それは私にとって痛い言葉。金銭的には離婚したってなんとかなるでしょう。けれど息子たちがこれから成長するなかで、父親の存在が必要になる場面はあるかもしれません。私は自信を持って大丈夫だと言い返せなかったのです。
そして義母へ離婚の決意を告げに行くと、私の心はさらに揺れることに……。泣きながら「離婚なんてしないで」と懇願する義母。その必死な様子に、私は返事をすることができませんでした。
【第4話】へ続く。
原案・ママスタコミュニティ脚本・ササミネ作画・なかやまねこ編集・井伊テレ子
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