【第1話】から読む。
前回からの続き。俺(リョウ)は妻のアユと息子のハヤトとの3人家族。ハヤトは少しヤンチャなところがあるけれど、アユは「男の子はこれくらい元気な方がいい」と言って育児を毎日一生懸命やってくれている。逆に、姉のところのジュンはおとなしすぎて心配になるくらいだ。アユからすれば姉は他人。気がすすまないだろうに、いつも快く交流してくれるアユには感謝しかなかった。しかしどうやら今回、姉がやらかしてしまったようだ。アユは寛大な心で許そうとしてくれていたが……。
姉は昔から慎重で神経質なところがあった。姉の息子であるジュンも、少し人見知りで弱々しい男の子。なのにアユはわざわざ交流してくれていたのだ。本来なら絶縁されてもおかしくないレベルのことを、お詫びの品ひとつで許すと言っているのに……。
「私がとやかく言う問題じゃないのは分かってる。だからあなたたちは、そのままでいいんじゃない?でも相手に対して加減も分からないみたいだし、ウチの子だって迷惑かける可能性もあるだろうから、今後会うのは控えさせてもらうね」
アユは優しくて明るくて、寛大な妻だ。ハヤトが生まれて今日まで、ずっと専業主婦として家事と育児を頑張ってきてくれた。俺の姉ともうまく付き合ってくれていたのに、まさか姉の方から「しばらく会うのやめよう」と言われてしまうとは思わなかった。
ハヤトは元気いっぱいのリーダータイプの男の子だし、おとなしいジュンの相手をしてあげていると思っていた。でも姉からの言葉と、アユが話してくれたことの印象がまったく違って、俺は戸惑ってしまった。あれ……?今回のことって姉が悪いんじゃなかったのか……?
ただ俺が信じないといけないのは、姉じゃなくてアユとハヤトのはず。これからも2人のことを第一に考えながら、しっかりと話を聞いていきたいと思う。
【第6話】へ続く。
原案・ママスタコミュニティ脚本・渡辺多絵作画・りますけ編集・井伊テレ子
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